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ウナイ・シモンさんのプレースタイルは、現代サッカーにおける「攻撃的GK」の理想形として世界中から注目を集めています。
スペイン・バスク州出身のアスレティック・クルブの守護神として、EURO 2024でスペインの優勝に貢献した正守護神です。
驚異的なセービング能力と反射神経を持ちながら、足元の技術でビルドアップの起点となる「11人目のフィールドプレイヤー」という独自のスタイルで欧州を席巻しています。
この記事では、ウナイ・シモンさんのプレースタイルの核心から経歴、スペイン代表での役割まで徹底解説します。
記事のポイント
①:アスレティック・クルブで不動の守護神として活躍
②:足元の技術でスペイン代表のビルドアップを支える
③:鉄のメンタルでミス後も瞬時に立て直す精神力の持ち主
④:EURO 2024優勝メンバーのスペイン正守護神
ウナイ・シモンのプレースタイルの特徴|攻撃的GKの全貌
- 驚異的なセービング能力と反射神経
- 足元の技術|ビルドアップの起点となる攻撃的GK
- 抜群のポジショニングと空中戦の強さ
- 鉄のメンタルとミス後の切り替え力
- スペイン代表での「11人目」の役割
驚異的なセービング能力と反射神経
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ウナイ・シモンさんのプレースタイルを語るとき、真っ先に挙げるべきはセービング能力の高さです。
ここは、多くのサッカーファンが最も気になるところですよね。
190cmの長い手足を活かしたシュートストップ
ウナイ・シモンさんは身長190cm(一部資料では194cm)という恵まれた体格を持つGKです。
この長い手足を活かしたシュートストップは、欧州でも屈指のレベルにあります。
素早い反射神経でコースを突いたシュートを次々と弾き、ビッグセーブを連発する場面はラ・リーガやスペイン代表戦でも頻繁に見られます。
2018年9月のトップチームデビューとなったレアル・マドリード戦(1-1引き分け)では、圧倒的な攻撃陣のシュートを次々と止めてビッグセーブを連発し、最優秀選手に選ばれました。
これが一般のサッカーファンにウナイ・シモンさんの名を一気に広めるきっかけとなりました。
続く第7節のFCバルセロナ戦でも1失点のみに抑えるなど、デビューシーズンから欧州の強豪相手にも動じないパフォーマンスを発揮しました。
コラプシングと反射セーブの質の高さ
ウナイ・シモンさんのセービング技術の中でも特に評価が高いのが、コラプシング(倒れ込んでのセーブ)の質です。
近距離からの強烈なシュートや、コースを狙ったシュートに対して、瞬時に横に飛んで弾き出す反射セーブの成功率は非常に高いです。
アスレティック・ビルバオのBチーム時代には、2017-18シーズンにリーグ戦29試合で15試合のクリーンシートを達成し、総失点18という圧倒的な成績を残しています。
1試合平均失点0.62という数字は、欧州のGKの中でも突出したセービング能力の高さを示しています。
2019-20シーズンにトップチームのレギュラーに定着してからも、年間34〜37試合で一貫したハイレベルのセービングを見せ続け、不動の守護神として地位を確立しました。
1対1の強さと判断力
ウナイ・シモンさんのプレースタイルでもう一つ際立つのが、1対1の場面での強さです。
相手FWが抜け出した場面でも、抜群のポジショニングと判断力で冷静に対応します。
飛び出しのタイミングが的確で、相手に絶妙なプレッシャーをかけながら1対1を制するシーンは多くのファンを驚かせます。
相手がシュートを打つ瞬間にボールの方向を予測する「GKセンス」の高さは、現役スペイン代表の中でも高い評価を受けています。
このセービング能力の高さこそが、ウナイ・シモンさんがスペインA代表の守護神として長く活躍できる基盤となっています。
足元の技術|ビルドアップの起点となる攻撃的GK
ウナイ・シモンさんのプレースタイルを現代GKの中でも特別な存在にしているのが、足元の技術の高さです。
単にシュートを止めるだけでなく、ビルドアップの起点となる「攻撃的GK」として活躍できる点が、スペイン代表での重宝される最大の理由です。
スペイン代表の「11人目のフィールドプレイヤー」として
スペイン代表はボール保持を重視したポジショナルプレーを採用しており、GKもビルドアップに積極的に関与します。
ウナイ・シモンさんはその中で「11人目のフィールドプレイヤー」として機能することが求められます。
試合中、スペイン代表はしばしばバックラインから直接GKにボールを戻し、ウナイ・シモンさんがボールを持った状態で相手のプレッシャーをかわしながらパスをつなぎます。
ウナイ・シモンさん自身はこのスタイルについて「リスクではない」と明言しており、「GKがボールを保持することで相手が寄ってきた場合、既にフリーの選手が生まれており、そこから先は自分たちが優位になる」と語っています。
この哲学は、スペイン代表の監督・コーチングスタッフとの共有されたものであり、チーム全体がGKを信頼してビルドアップに組み込む戦術の中核をなしています。
ショートパスとロングフィードの使い分け
ウナイ・シモンさんの足元の技術は、ショートパスからロングフィードまで幅広い選択肢を持つことが特徴です。
プレッシャーをかけられた場面ではショートパスでつないでプレスを無効化し、スペースがある場面では精度の高いロングフィードで前線に直接ボールを届けます。
「ウナイ・シモンから放たれたボールが、またウナイ・シモンに戻ってくることも日常茶飯事」と言われるほど、スペイン代表のビルドアップにウナイ・シモンさんが深く関与していることは、対戦チームにとっても特徴的な場面として認識されています。
ドイツ戦では4回ほどボールを失ったものの、50回以上はしっかりとボールをつなげていたことを本人も「バランスを考えるとプラスだ」と語っており、自分のプレースタイルへの絶対的な自信がうかがえます。
この足元の技術は、スペインのGKが育成段階から高い水準での足元技術を求められることと密接に関係しています。
プレッシャー下でのボールキープと時間管理
ウナイ・シモンさんのビルドアップで特に印象的なのが、相手のプレッシャー下でもボールをキープして時間を作れる能力です。
相手がプレスをかけてきた際に、慌てることなくボールを持ち続け、最適なタイミングでパスを供給します。
「相手選手がボールを持っているウナイ・シモンに食い付いてきた場合、既にフリーの選手が生まれている」という状況を意図的に作り出すことで、スペイン代表の攻撃を数的優位の状態で展開します。
この能力はGKに限らず、フィールドプレイヤーと同等の技術と判断力が必要であり、ウナイ・シモンさんが単なるシュートストッパーではなく「プレーヤー」として評価される所以です。
抜群のポジショニングと空中戦の強さ
ウナイ・シモンさんのプレースタイルの中で、セービング技術と並んで評価されるのがポジショニングの巧みさと空中戦の強さです。
空中戦での圧倒的な制空権
190cmという身長を活かした空中戦は、ウナイ・シモンさんの大きな武器です。
クロスボールへの対応やコーナーキック時の飛び出しでは、長い手足を伸ばして高い打点でのキャッチやパンチングを行います。
特にバルベルデ監督が就任した2022-23シーズン以降は「空中戦、反応、跳び出し、足技まで全てハイレベルでこなせるキーパーとして進化した」と評されており、GKとしての総合力が上昇しています。
現代のGKにはフィールドプレイヤーと同等の空間認識能力が求められますが、ウナイ・シモンさんは正確な位置取りで最小限の動きで空中戦を制する能力に優れています。
この制空権の高さは、CKやクロスからの失点を減らすという守備面での貢献度に直結しています。
ポジショニングの正確さとゴール前の安定感
ウナイ・シモンさんが「抜群のポジショニング」と評される理由は、常にシュートコースを計算した最適な位置に立てることです。
シュートを打たれる前から「このシュートはコースに飛んでくる確率が高い」と読んで、あらかじめポジションを調整します。
結果として、難しいコースへのシュートでも最小限の動きで対応できる場面が多く、「準備のよいGK」として高い評価を受けています。
ゴール前での安定感と存在感は、チームの守備全体に落ち着きをもたらす効果があり、バックラインの選手たちが安心してプレーできる環境を作り出しています。
跳び出しのタイミングと飛び出し力
ウナイ・シモンさんの守備面でのもう一つの特徴が、飛び出しの判断の的確さです。
ゴールエリアを飛び出してDFラインのカバーに入るスウィーパーGK的な役割も担えることが、スペイン代表での信頼につながっています。
DFラインが高い位置を保つ現代サッカーでは、GKが守備エリアを広くカバーできることが求められます。
ウナイ・シモンさんはこの点でも高い水準を誇り、DFの背後に抜け出した相手FWに対して迅速に飛び出してチャンスを潰す場面を多く作り出します。
鉄のメンタルとミス後の切り替え力
ウナイ・シモンさんのプレースタイルの特徴として、技術面と同様に高く評価されるのがメンタルの強さです。
致命的なミスを犯しても瞬時に切り替えられる「鉄のメンタル」は、スペイン代表の守護神として長く活躍できる理由の一つです。
カタールW杯でのミスと即座の立て直し
ウナイ・シモンさんのメンタルの強さを象徴するエピソードとして、2022年カタールワールドカップが挙げられます。
グループステージで起きたミスによる失点という場面でも、その後の試合で動じることなく高いパフォーマンスを継続しました。
GKにとって致命的なミスは精神的なダメージが大きく、その後の試合に影響を与えることも少なくありません。
しかしウナイ・シモンさんは「ミスをした後にどう立て直すか」という面で際立った強さを見せており、その後の試合でも安定したセービングを続けられることを証明してきました。
この切り替えの速さは、スペインの育成システムの中でGKとして必要な「心理的な強さ」を徹底的に鍛えられた結果ともいえます。
プレッシャーを楽しむ心理的な余裕
スペイン代表のGKとして高いプレッシャーがかかるポジションに立ちながらも、ウナイ・シモンさんは試合中に心理的な余裕を失いません。
2022年カタールW杯の日本戦前日会見での「自分たちのスタイルには自信がある。だからこそ死ぬまで貫き通す」という言葉は、スペイン代表が持つ確固たる哲学への絶対的な信頼と自信を示しています。
「GKがボールに関与することで緊張感が生まれることは理解しているが、それがスペイン代表のプレーなんだ」という発言からも、プレッシャーを恐れるのではなく、それを楽しみながら最高のパフォーマンスを発揮できる精神的な強さが伺えます。
若手GKへの手本となるメンタリティ
ウナイ・シモンさんのメンタルの強さは、スペインの若い世代のGKにとっても大きな手本となっています。
ビルドアップに積極的に関与するスタイルは、成功すれば攻撃のプラスになる一方で、ミスをすれば直接失点につながるリスクもあります。
それでもリスクを恐れずに自分のプレースタイルを貫ける精神力は、トップレベルで活躍するために不可欠な要素です。
「落ち着き払ったプレーはもはやベテランの雰囲気を醸し出している」というデビュー当時からの評価は、現在のスペイン代表正守護神としての地位を考えると、正確な見立てだったと言えます。
スペイン代表での「11人目」の役割
ウナイ・シモンさんがスペイン代表で担う役割は、一般的なGKのイメージを大きく超えるものがあります。
「11人目のフィールドプレイヤー」という言葉が最もよく表していますが、具体的に何を指しているのでしょうか。
ポジショナルプレーにおけるGKの機能
スペイン代表が採用するポジショナルプレーでは、全ての選手が有機的にボールを循環させ、相手の守備ブロックを崩すことを目指します。
GKもその循環の一部として機能することで、理論上「11対10」の数的優位を作り出すことができます。
相手チームのFWはGKのマークにつくことが難しいため、GKがビルドアップに加わると相手守備の均衡が崩れる仕組みです。
ウナイ・シモンさんはこの役割を完璧に理解・実践しており、「GKを組み込んだビルドアップ」というスペイン代表の戦術的なアイデンティティの象徴的な存在となっています。
2022年カタールW杯のドイツ戦では1試合で50回以上ボールをつなぎながら、4回のボールロストに留めたデータがその証明です。
最終ラインでの優位を前線につなぐ役割
ウナイ・シモンさんの「11人目」としての具体的な貢献は、最終ラインで得た優位を前線に伝えることです。
スペイン代表は相手を自陣に引き込み、後方から丁寧にボールを運んで相手の陣形を崩していきます。
この過程でGKが中継地点として機能することで、相手のプレスラインを突破してボールを前進させます。
「最終ラインで優位に立ち、そこから良い形で攻撃につなげることが重要」というウナイ・シモンさん自身の言葉が、このプレースタイルの本質を端的に表しています。
プロフィール表でウナイ・シモンさんの基本情報を整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | ウナイ・シモン・メンディビル |
| 生年月日 | 1997年6月11日 |
| 2026年04月21日現在の年齢 | 28歳 |
| 出身 | スペイン・バスク州アラバ県ビトリア=ガステイス |
| 身長 | 190cm |
| 国籍 | スペイン |
| ポジション | GK |
| 所属クラブ | アスレティック・クルブ |
| 背番号 | 1番 |
| 個人タイトル | EURO 2024優勝(スペイン代表) |
代表でのプレースタイルがクラブにも波及
ウナイ・シモンさんがスペイン代表でのビルドアップ経験を積むことは、クラブのアスレティック・クルブでのプレーにも良い影響を与えています。
バルベルデ監督のアスレティックでも積極的にビルドアップに加わり、クラブでもGKが攻撃の起点となるスタイルが強化されています。
代表とクラブで同じプレースタイルを継続できることが、ウナイ・シモンさんの安定したパフォーマンスの背景にあります。
ウナイ・シモンのプレースタイルの土台|経歴と成長過程
- アスレティック・クルブ下部組織からの成長
- トップチームデビューからレギュラー定着まで
- スペインA代表デビューとEURO 2020の活躍
- 東京オリンピックとカタールW杯での経験
- ユーロ2024優勝とスペイン代表の守護神として
アスレティック・クルブ下部組織からの成長
ウナイ・シモンさんのプレースタイルの基礎は、アスレティック・クルブの充実した育成組織「レサマ」で形成されました。
バスク出身選手を中心に構成されるアスレティックの育成哲学が、ウナイ・シモンさんの選手としての土台です。
ビトリア=ガステイスでの幼少期とサッカーとの出会い
ウナイ・シモンさんは1997年6月11日、スペイン北部のバスク州アラバ県のビトリア=ガステイスで生まれました。
ビトリア=ガステイスはアラバ県の県都であり、バスク州の政治の中心地としても知られる都市です。
地元クラブのCDアウレラ・ビトリアでサッカーを始め、GKとして才能を発揮したウナイ・シモンさんは2011年、14歳の時にアスレティック・クルブの下部組織「レサマ」に加入します。
アスレティック・クルブはバスク地方出身選手のみで構成されるという独自の方針を持つクラブで、その育成システムは欧州でも高い評価を受けています。
ケパ・アリサバラガさんなど多くの優秀なGKを輩出してきた歴史を持つクラブで、ウナイ・シモンさんはGKとしての基礎を徹底的に磨きました。
Bチームでの輝かしい実績
2014-15シーズン、ウナイ・シモンさんはテルセーラ・ディビシオン(スペイン4部)を戦うCDバスコニア(アスレティックのCチーム)でキャリアをスタートさせます。
当時は17〜18歳という若さで出場機会を得られない時期もありましたが、忍耐強くチャンスを待ちました。
2016-17シーズンには、セグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)のビルバオ・アトレティック(Bチーム)に昇格します。
プロデビューとなった第1節のUDソクエリャモス戦で才能を発揮すると、リーグ戦29試合で13試合のクリーンシートを達成し、総失点23・1試合平均失点0.79という優秀な成績を残します。
翌2017-18シーズンにはさらに成長を遂げ、29試合でクリーンシート15試合・総失点18・1試合平均失点0.62という驚異的な数字を記録しました。
アスレティックの育成哲学がプレースタイルに与えた影響
アスレティック・クルブの育成では、技術面だけでなく戦術的な理解とボールを扱う技術が徹底的に鍛えられます。
バスク地方のサッカー文化は「技術と頭脳を重視する」という特徴があり、GKにも足元の技術と試合の読み方が求められます。
この環境で育ったことが、現在のウナイ・シモンさんの「攻撃的GK」としてのプレースタイルの基盤となっています。
スペインのGKが世界的に高い評価を受ける背景には、このような育成の充実があり、ウナイ・シモンさんはその代表例と言えるでしょう。
トップチームデビューからレギュラー定着まで
Bチームで実力を証明したウナイ・シモンさんは、思わぬ形でトップチームへの道が開かれます。
その経緯は、偶然とも必然ともいえる劇的なものでした。
ケパの電撃移籍が生んだトップチームへの道
2018-19シーズン前、ウナイ・シモンさんはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のエルチェCFに1年間のレンタル移籍が決定していました。
ところが、2018年7月に守護神のケパ・アリサバラガさんがプレミアリーグのチェルシーに電撃移籍します。
続いてもう一人のGK、イアゴ・エレリンさんも負傷で離脱したことで、急遽ウナイ・シモンさんのエルチェへのレンタルはキャンセルとなり、トップチームへの昇格が決定しました。
2018年8月20日のラ・リーガ第1節CDレガネス戦でトップチームデビューを飾ると、勝利に貢献します。
そして第4節のレアル・マドリード戦、第7節のFCバルセロナ戦でもビッグセーブを連発し、スペイン屈指の強豪を相手に存在感を示しました。
一度は控えに回るも不動のレギュラーへ
その後、怪我から復帰したイアゴ・エレリンさんが主力に戻ったことで、一時的にウナイ・シモンさんはベンチに座ることになります。
しかし、2019-20シーズンから背番号1に変更し、レギュラーポジションを掴みます。
2019-20シーズンのリーグ戦34試合、2020-21シーズンの37試合と、毎シーズン30試合以上に出場して不動のレギュラーとして地位を確立しました。
| シーズン | リーグ戦出場数 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2018-19 | 7試合 | トップチームデビュー(レガネス戦) |
| 2019-20 | 34試合 | 背番号1・レギュラー定着 |
| 2020-21 | 37試合 | 国王杯決勝進出 |
| 2021-22 | 34試合 | スペイン代表レギュラー定着 |
| 2022-23 | 31試合 | バルベルデ監督就任・総合力向上 |
バルベルデ監督のもとでの飛躍
2022-23シーズンにエルネスト・バルベルデ監督が就任したことで、ウナイ・シモンさんのプレースタイルはさらなる成長を遂げます。
バルベルデ監督のもとで「空中戦、反応、跳び出し、足技まで全てハイレベルでこなせるGKに進化した」と評され、スペイン代表での地位をより強固なものにしました。
スペインA代表デビューとEURO 2020の活躍
クラブでの活躍が認められ、ウナイ・シモンさんはスペインA代表への扉を開きます。
各年代別代表を経験した後、満を持してのA代表デビューとなりました。
スペインA代表への招集とデビュー
ウナイ・シモンさんは若い頃からスペインU-16・U-18・U-19・U-21・U-23と各カテゴリーの代表チームで経験を積みました。
特にU-21代表では重要な試合で活躍し、スペイン代表の豊富なGK人材の中で地位を確立していきました。
2020年11月、ついにスペインA代表に初招集されてオランダ戦(1-1引き分け)でA代表デビューを飾ります。
デビュー戦では落ち着いたプレーで守備を固め、1失点のみに抑えて代表の監督・スタッフからの信頼を得ました。
EURO 2020での守護神として
2020年(開催は2021年)に行われたUEFA EURO 2020で、ウナイ・シモンさんはスペイン代表の正守護神として起用されます。
大会を通じてポスト・チェコ戦でのオウンゴールによる不運な場面もありましたが、その後も動じることなく安定したパフォーマンスを継続しました。
スペイン代表はこの大会で準々決勝に進出し、ウナイ・シモンさんの活躍がチームの躍進に大きく貢献しています。
EURO 2020準々決勝でクロアチア戦・スイス戦のPK戦での活躍は、ウナイ・シモンさんの代名詞的な場面となっています。
東京オリンピックでの経験と準優勝
2021年に開催された東京オリンピックでは、U-24スペイン代表のGKとして参加しました。
準決勝では日本代表と対戦し、延長戦の末に勝利。
決勝ではブラジル代表に敗れ準優勝に終わりましたが、大会を通じての経験がウナイ・シモンさんのGKとしての成熟をさらに促しました。
この東京オリンピックでの活躍が、その後のスペインA代表への定着をより確かなものにしました。
EURO 2020では準々決勝のスイス戦でPK戦を迎え、ウナイ・シモンさんが相手のPKを止める活躍でスペインのベスト4進出に貢献しています。
大会全体を通じて失点を抑え、攻守両面でチームの主力として機能したEURO 2020は、ウナイ・シモンさんにとってA代表での自信を確立した大会となりました。
東京オリンピックとカタールW杯での経験
スペイン代表の正守護神として、ウナイ・シモンさんはビッグトーナメントでの経験を積み重ねてきました。
カタールW杯2022での苦い経験と成長
2022年のカタールワールドカップで、ウナイ・シモンさんはスペイン代表の守護神としてグループステージ・ノックアウトステージを戦いました。
グループステージ最終節の日本代表戦では、スペインはグループ2位通過となりベスト16でモロッコと対戦しPK戦で敗退するという結果となりました。
ウナイ・シモンさん自身も、この大会での経験から多くを学んだことを後の発言からうかがえます。
大会前の会見で「自分たちのスタイルには自信がある、死ぬまで貫き通す」と語った言葉は、結果に関わらず自分たちのサッカーへの信念を示すものです。
日本代表との2度の対戦
ウナイ・シモンさんと日本代表の縁は特別です。
2021年の東京オリンピック準決勝でU-24日本代表と対戦し延長戦の末に勝利、2022年のカタールW杯グループステージでも日本と対戦しました。
カタールW杯前日会見では日本代表について「非常にインテンシティが高く、ハードワークを厭わないチームで、今回も同様に難しい試合になるだろう」と語っており、日本サッカーへのリスペクトを示す発言として日本でも注目されました。
大舞台での経験が守護神としての貫禄を生む
東京オリンピック・EURO 2020・カタールW杯と、立て続けに大きなトーナメントを経験したことで、ウナイ・シモンさんは大舞台での「貫禄」を身につけました。
大きなプレッシャーがかかる試合ほど平常心を保てることは、GKとして最も重要な資質の一つです。
この経験の蓄積がEURO 2024での優勝貢献につながりました。
カタールW杯での経験は、ウナイ・シモンさんにとって「優勝できなかった悔しさ」という動機にもなっており、その後のEURO 2024への準備に大きなエネルギーを注ぐきっかけとなりました。
また、東京オリンピックで日本代表と対戦した経験から「日本代表は非常にインテンシティが高い」という評価を持っており、2022年カタールW杯での日本との試合前にもその印象を語っています。
こうした複数の国際大会での経験が積み重なることで、ウナイ・シモンさんは「ビッグマッチに強いGK」としての貫禄を身につけていきました。
ユーロ2024優勝とスペイン代表の守護神として
これまでの経験と実力が結実したのが、2024年に開催されたUEFA EURO 2024です。
ウナイ・シモンさんはスペイン代表の守護神として大会を戦い抜き、歴史的な優勝に貢献しました。
EURO 2024本大会でのスペインの軌跡
2024年6〜7月にかけてドイツで開催されたUEFA EURO 2024で、スペインは全試合を勝ち抜いて優勝を果たします。
グループステージから決勝トーナメントまで一度も敗戦することなく、ラミネ・ヤマルさんやニコ・ウィリアムズさんなど若い攻撃陣を擁するスペインの快進撃をウナイ・シモンさんがバックラインから支えました。
決勝ではイングランドを2-1で破り、スペインはEURO史上最多4度目の優勝を達成しました。
ウナイ・シモンさんは大会を通じて安定した守備を見せ、失点を最小限に抑えることでチームの優勝に欠かせない貢献をしました。
優勝後の評価と将来展望
EURO 2024優勝によって、ウナイ・シモンさんのスペイン代表内での地位は磐石のものとなりました。
年俸については2023年時点で約3.3億円と報じられており、欧州のトップGKとしての評価を示しています。
現在28歳で、GKとしてのキャリアはまだピークに向かっていく段階にあります。
アスレティック・クルブとの強い絆から移籍の可能性は限られていますが、世界のビッグクラブからの関心は続いていると伝えられています。
2026年のFIFAワールドカップでもスペイン代表の正守護神として君臨する可能性が高く、今後もその活躍から目が離せません。
アスレティック・クルブへの忠誠と今後の展望
ウナイ・シモンさんはアスレティック・クルブ一筋でのキャリアを歩んでおり、バスク出身選手のみで構成されるというクラブの哲学に深くコミットしています。
アスレティックのユニフォームを着てプレーし続けながらスペイン代表の守護神として活躍するというキャリアは、多くのバスクのサッカーファンにとっての誇りでもあります。
足元の技術・セービング・ポジショニング・メンタルのすべてが高いレベルでまとまったウナイ・シモンさんのプレースタイルは、今後も欧州のGKの手本として語り継がれていくでしょう。
ウナイ・シモンのプレースタイルの総まとめ
- スペイン・バスク州ビトリア=ガステイス出身のGK
- アスレティック・クルブ一筋のキャリアを歩むバスクの守護神
- 身長190cmの恵まれた体格で驚異的なセービング能力を誇る
- Bチーム時代に1試合平均失点0.62という圧倒的な成績で頭角を現す
- 2018年8月のレガネス戦でトップチームデビュー
- 2019-20シーズンから不動の守護神としてレギュラー定着
- 足元の技術でスペイン代表のビルドアップの起点となる「攻撃的GK」
- 「11人目のフィールドプレイヤー」として数的優位を作り出す戦術的役割
- 2020年11月にスペインA代表デビュー(オランダ戦)
- EURO 2020・東京五輪・カタールW杯と主要大会に連続出場
- 致命的なミスを犯しても瞬時に切り替える「鉄のメンタル」が強み
- 2024年のEURO 2024でスペイン優勝に貢献した正守護神
- 年俸は約3.3億円(2023年時点)と欧州トップGKの評価
- 2026年W杯でもスペイン代表正守護神として活躍が期待される
- セービング・ポジショニング・足元・メンタルの全面高水準の現代GK
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