ラウタロ・マルティネスのプレースタイル|現代型ストライカーの完成形

※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれています。

ラウタロ・マルティネスさんのプレースタイルについて徹底的に知りたい方は多いはずです。

インテル・ミラノのキャプテンとして2023-24シーズンにセリエA得点王(24G)と最優秀選手を同時受賞した現代最高峰のストライカーの一人です。

2022年W杯優勝・コパ・アメリカ2連覇というタイトルを持ちながら、ゴール前の嗅覚・両足シュート・ハイプレスのすべてを高水準でこなす「現代型ストライカーの完成形」として高く評価されています。

この記事では、ラウタロさんのプレースタイルをポジショニング・得点力・連携・守備・メンタルの5つの軸で徹底解説します。

記事のポイント

①:ハーフスペースの活用とゴール前でのポジショニングが最大の武器

②:左右両足+ヘディングの多彩な決定力でセリエA得点王に輝いた

③:ハイプレスのファーストディフェンダーとして守備への貢献も卓越

④:2024年コパ・アメリカ決勝での延長決勝Gなどビッグマッチに強いメンタリティを持つ

ラウタロ・マルティネスのプレースタイル|現代型ストライカーの全貌

  • 【ポジショニング】相手守備を崩すスペース活用術
  • 【得点力】両足・ヘディング・ミドルの多彩な決定力
  • 【連携】テュラムとのコンビとチームプレーの巧みさ
  • 【守備】ハイプレスとファーストディフェンダーとしての貢献
  • 【メンタル】ビッグマッチで輝く精神的強靭さ
  • 【リーダーシップ】インテルの若きキャプテンとしての姿

【ポジショニング】相手守備を崩すスペース活用術

ラウタロ・マルティネスさんのプレースタイルの核心は、優れたポジショニングセンスにあります。

ハーフスペースを制するインテリジェンス

ラウタロさんの最大の特徴のひとつが、「ハーフスペース」を巧みに利用する動き出しの鋭さです。

ゴール前の中央とサイドの間にあるハーフスペースは守備が最も対応しにくいエリアで、ラウタロさんはここに絶妙なタイミングで飛び込み、高精度なシュートやパスと組み合わせてチャンスを生み出します。

この動きは単純なスピードではなく、試合の流れを読む戦術的なインテリジェンスによるもので、相手ディフェンスの死角を突くことに長けています。

「ラウタロはどこにいるかわからない」と相手DFが口をそろえるほど、その位置取りの巧みさは際立っています。

ライン間での受け方とゴール前への侵入

インテルが採用する3-5-2システムでは、ラウタロさんは中盤と最終ラインの間のスペースに位置取りしてボールを受け、攻撃を組み立てる役割を担います。

相手CBを引き出し、空いたスペースにマルクス・テュラムが走り込む形はインテルの定番の攻撃パターンで、ラウタロさんがそのトリガーとなっています。

また、クロスやスルーパスに対して「最適なタイミングで合わせる嗅覚」も特筆すべき点で、ゴール前での動き出しの質がシュートを放つ前の段階から決定機を生み出しています。

スペースを作る動きでチームに貢献

ラウタロさんのポジショニングは自分がゴールを奪うためだけでなく、チームメイトのためにスペースを作るという側面も持っています。

自分がCBを引き連れることでテュラムのランニングコースが生まれ、逆にテュラムがDFを引き付けることでラウタロさんが「フリーで受ける」という相互補完の関係が機能しています。

この二人の間に生まれる「どちらを見るべきか分からない」という守備側のジレンマは、インテル攻撃陣が得点を重ねる根本的な理由のひとつです。

ポジショニングの巧みさは一日にして身についたものではなく、リーベル・プレートでの育成時代から磨かれたものです。南米の激しいデュエルの中で養われた「次の動きを先読みする感覚」が、インテルでも代表でも遺憾なく発揮されています。

【得点力】両足・ヘディング・ミドルの多彩な決定力

ラウタロさんの最大の武器は、多彩な決定力の高さです。

左右両足で打てるフィニッシャー

ラウタロさんは利き足の右足はもちろん、左足でも精度と威力の高いシュートが打てます。

この「どちらで来るか分からない」という予測しにくさは、GKや守備陣にとって最も守りにくいタイプのストライカーである証です。

2023-24シーズンにセリエAで記録した24ゴールは、その決定力の高さを数字で証明したシーズンであり、カポカンノニエーレ(得点王)の称号とともにシーズンMVPも受賞しています。

空中戦の強さと多様なシュートパターン

身長174cmと決して高くはありませんが、ラウタロさんはタイミングの良いジャンプと的確なヘディング技術で、クロスやセットプレーからのヘディングゴールも多く記録しています。

力強いロングシュートから繊細なチップシュートまで、あらゆる状況に対応できる多様性が、ラウタロさんを相手にとって最も読みにくいゴールハンターにしています。

ペナルティエリア外からのミドルシュートでも得点を狙えるため、守備側は彼に対して距離を取ることもできず、常に密着マークという難しい選択を迫られます。

プレッシャー下での冷静な決定力

2024年コパ・アメリカ決勝では延長戦で決勝ゴールを決め、アルゼンチンに優勝をもたらしました。

大舞台で決めきる能力は「本物の一流ストライカー」の証明であり、2024年コパ・アメリカでの5ゴールはゴールデンブーツ(得点王)受賞へと繋がっています。

GKとの1対1でも慌てることなく、状況に応じてループ・コースを狙う柔軟性を持っており、この「最後の冷静さ」こそがラウタロさんをトップストライカーたらしめる核心です。

インテルのシモーネ・インザーギ監督は「ラウタロは常に正しい判断をゴール前でする。それが彼を特別な選手にしている」と語っており、単なる得点力ではなく「判断の質」の高さが高い評価の根拠となっています。

【連携】テュラムとのコンビとチームプレーの巧みさ

ラウタロさんは「自分が点を取る」だけでなく、周囲との連携でもチームに貢献します。

マルクス・テュラムとの黄金コンビ

現在のインテルでラウタロさんと2トップを組むマルクス・テュラムとのコンビは、セリエAでも最高水準の2トップと評されています。

ラウタロさんがポストプレーでボールをキープし、テュラムがその背後のスペースに飛び出す形、または逆にテュラムが縦の動きでDFを引き付けてラウタロさんがハーフスペースへ侵入する形など、複数のパターンを使い分けます。

2023-24シーズンのインテルは2人の連携を中心に攻撃を組み立て、シーズン合計60ゴール以上を記録するという驚異的な得点力でセリエA連覇を達成しました。

かつてのルカクとの「LuLa」コンビ

インテル移籍初期、ロメル・ルカクとのコンビは「LuLa(ルカク+ラウタロ)」と呼ばれ、2020-21シーズンのセリエA優勝の原動力となりました。

身体的に圧倒的なルカクがポストプレーで時間を作り、ラウタロさんが裏に抜け出してゴールを奪う形は、インテルの11年ぶりのリーグタイトル獲得に欠かせないコンビネーションでした。

コンビのパートナーが変わっても高いパフォーマンスを維持できる点は、ラウタロさんの「適応能力の高さ」と「チームプレーヤーとしての柔軟性」を示しています。

メッシとの代表での連携

アルゼンチン代表ではリオネル・メッシさんとのコンビが機能しており、メッシさんの繊細なパスからラウタロさんが確実にゴールに結びつける形で多くの得点が生まれています。

「メッシのパスは予測できないし、受け手に最大のチャンスを作ってくれる。あとは決めるだけ」とラウタロさんは語っており、最高の送り手から最高の受け手へという関係が成立しています。

コンビのパートナーが変わっても同等のパフォーマンスを維持できるという点は、ラウタロさんが「特定のシステムや仲間に依存しない自立した選手」であることの証です。

【守備】ハイプレスとファーストディフェンダーとしての貢献

現代サッカーにおいてストライカーにも守備力が求められますが、ラウタロさんはこの面でも卓越した貢献をしています。

ファーストディフェンダーとしての機能

インテルの3-5-2システムでは守備時に5-3-2のブロックを形成しますが、ラウタロさんは前線から相手のビルドアップを妨害する「ファーストディフェンダー」として機能します。

単に前にダッシュするのではなく、パスコースを読みながら確実に選択肢を限定するインテリジェントなプレスが特徴で、背後の中盤選手がボールを奪いやすい形を作る組織的な守備戦術の中で機能しています。

守備面でのラウタロさんの貢献は数字に表れにくいですが、チームの守備強度を高める上でキャプテンが率先してプレスをかける姿勢は、チーム全体の守備意識を引き上げる効果があります。

トランジション局面での速い切り替え

ボールを失った直後のトランジション局面でも、ラウタロさんの切り替えの速さは際立っており、セカンドボールへの反応が非常に速いです。

相手が前進する前に再びプレッシャーをかけ直す「リプレッシング」の場面でも機能することで、インテルの守備ブロックが高い位置を保つことに貢献しています。

球際での低重心・コンパクトな姿勢による1対1の強さも、前線の第一防波堤として機能する重要な要素です。

守備意識がチームを強くする

攻撃の才能を持ちながらも守備を怠らない姿勢は、チームメイトへの強いメッセージです。

「キャプテンがあそこまで走るなら自分も」という意識がチーム全体に浸透し、インテルのプレッシングが組織として機能する根拠のひとつとなっています。

インテルがセリエAでも有数の守備強度を誇るチームである背景には、ラウタロさんを筆頭とした前線選手の献身的な守備貢献があります。

守備の局面でここまで貢献できるストライカーは少なく、インテルがチームとして高いプレッシング強度を維持できる理由のひとつは、キャプテンであるラウタロさんが率先して守備の模範を示していることにあります。

【メンタル】ビッグマッチで輝く精神的強靭さ

ラウタロさんのプレースタイルを完成させているのが、並外れた精神的な強靭さです。

ビッグマッチで決める「勝負師」の資質

ラウタロさんは、プレッシャーのかかる重要な試合や決勝の舞台で特に輝く選手として知られています。

2024年コパ・アメリカ決勝でコロンビア相手に延長戦での決勝ゴールを決めたシーンは、その象徴です。大会5ゴールで得点王に輝き、チームに2連覇をもたらした功績はアルゼンチン国内でも最大級の評価を受けています。

UCLでも2022-23シーズンにインテルをACミランとのミラノダービーを制して決勝に導くゴールを決めており、「ここぞという場面で決める」能力は証明済みです。

逆境から生まれた強さ

ラウタロさんの強靭なメンタリティの背景には、貧しかった子供時代があります。

「子供の頃、私は何も持っていなかった。時々、夜にどこで寝るかわからなかった」という自身の言葉は、現在の成功の裏にある苦難の道を示しています。

また、15歳のときにボカ・ジュニアーズのユース試験に「スピードとパワーが足りない」という理由で落選した経験は、彼にとって大きな挫折でした。しかし、その経験を乗り越えてラシン・クラブでの活躍を経て欧州のトップへ辿り着いた軌跡は、精神力の強さを物語っています。

W杯でのメッシからの言葉

2022年カタールW杯では出場機会が限られていた時期があり、精神的に苦しかった場面でリオネル・メッシさんから「チームのためにしっかり回復し、重要な存在であり続けてほしい」と励まされたエピソードがあります。

その言葉を胸に優勝メンバーの一員として世界の頂点に立った経験は、現在のラウタロさんの精神力の根幹を形成しています。

ボカ落選・貧困の幼少期・W杯での出場機会減少という3つの「逆境」を乗り越えるたびに、ラウタロさんはより強くなっています。

現在の活躍を見れば「あのボカの試験落選が今のラウタロを作った」という見方も十分できるでしょう。

【リーダーシップ】インテルの若きキャプテンとしての姿

ラウタロさんは2023年からインテルのキャプテンを務めています。

行動で引っ張る「行動型キャプテン」

前キャプテンのサミル・ハンダノヴィッチ選手が退団後、「実力だけでなく人間性とチーム内での信頼」から主将に選ばれたラウタロさんは、言葉より行動でチームを引っ張るタイプのキャプテンです。

2023-24シーズン開幕戦で味方がミスを連発した際、怒らずに積極的に声をかけ「俺たちならできる」と何度も鼓舞。自ら2ゴールを決めて勝利に導いたエピソードは、彼のキャプテンシーを端的に表しています。

チームを勝利に導く責任を自覚した上で、個人の得点にもこだわる——この二つを両立できる選手こそが真の「トッププレーヤー」であり、ラウタロさんはその条件を満たしています。

若手選手への支援と人間性

新加入選手や若手へのサポートも、ラウタロさんのキャプテンシーの重要な側面です。

加入直後のマルコ・アルナウトヴィッチやチームの若手選手たちに対し、練習後に個別トレーニングに付き合う場面も報告されており、チームの底上げに尽力しています。

ユベントスからの移籍でファンの反発を受けたクアドラードに対しても、試合後に温かい抱擁を送りサポーターに歓迎を呼びかけるなど、チームの和を大切にする人間性が光ります。

契約延長で示したインテルへの忠誠心

2024年8月、ラウタロさんはインテルとの契約を2029年まで延長しています。

アーセナルやチェルシーなど複数のビッグクラブからの関心が報じられる中でもクラブへの残留を選択したことは、「インテルで歴史を作る」という強い意志の表れです。

現在の年俸は推定750万ユーロ前後とされており、セリエAにおけるトップレベルの待遇で契約更新が実現しています。

キャプテンとして結果を出し続けているラウタロさんの姿は、次世代の若手選手たちにとっても「目標とすべきプロフェッショナルの形」として映っているはずです。

インテルのサポーターにとってラウタロさんは今や「生ける伝説」の域に近づきつつあり、その人気は本拠地サン・シーロでも揺るぎないものとなっています。

ラウタロ・マルティネスのプレースタイルを形成したキャリアと代表歴

  • 【プロフィール】基本情報と主要タイトル一覧
  • 【ラシン〜インテル移籍】欧州への扉を開いたキャリア
  • 【インテルでの覚醒】セリエA得点王とキャプテン就任
  • 【アルゼンチン代表】W杯・コパ連覇とメッシとの絆

【プロフィール】基本情報と主要タイトル一覧

まず、ラウタロ・マルティネスさんの基本プロフィールを整理しておきましょう。

基本プロフィール表

項目 内容
氏名 ラウタロ・マルティネス(Lautaro Javier Martínez)
生年月日 1997年8月22日
2026年10月26日現在の年齢 29歳
出身地 アルゼンチン・ブエノスアイレス州バイア・ブランカ
身長・体重 174cm・72kg
所属クラブ インテル・ミラノ(セリエA)・キャプテン
ポジション フォワード(CF)
代表 アルゼンチン代表
推定年俸 約750万ユーロ(2025年時点)

主要タイトル一覧

タイトル 年 所属
セリエA優勝 2020-21年・2023-24年 インテル・ミラノ
コパ・アメリカ優勝 2021年・2024年 アルゼンチン代表
FIFAワールドカップ優勝 2022年 アルゼンチン代表
セリエA得点王・最優秀選手 2023-24年 インテル・ミラノ
コパ・アメリカ得点王 2024年(5G) アルゼンチン代表

インテルでのシーズン成績推移

インテル加入以来のセリエAゴール数を見ると、18-19:6G→19-20:14G→20-21:17G→21-22:21G→22-23:21G→23-24:24Gと毎シーズン着実に成長しており、欧州移籍後6年で完全に「世界のトップストライカー」の仲間入りを果たしています。

代表での受賞歴も加えると、2024年コパ・アメリカ得点王など個人タイトルも充実しており、「タイトルを獲りながら個人の数字も残せる」という最高峰の選手としての条件をすべて満たしています。

今後さらに成長を続けることで、バロンドール受賞圏内に入ってくる可能性も十分にあり、世界中のサッカーファンの視線を集め続けています。

ラウタロさんが築いてきたキャリアの軌跡は、「才能+努力+環境」の3つが揃ったときに選手がどこまで成長できるかを示す最良の例といえるでしょう。

24-25シーズン終了時点での公式戦通算成績は250試合以上・110ゴール以上に達しており、インテルの歴史的なストライカーたちと並び称される存在になりつつあります。

【ラシン〜インテル移籍】欧州への扉を開いたキャリア

ラウタロさんのキャリアは、アルゼンチン北部の小都市から始まりました。

ボカ試験落選から逆転のキャリア

ラウタロさんはもともとバスケットボールに熱中していた少年でしたが、父親の勧めでサッカーに転向。地元クラブで頭角を現した後、15歳でボカ・ジュニアーズのユース試験に挑みましたが「スピードとパワーが足りない」という理由で落選しています。

この挫折で一度はサッカーを諦めようとしたラウタロさんでしたが、ラシン・クラブからのオファーを受けて再起。2014年に加入し、2015年にプロデビューを果たします。

ある試合でハットトリックを達成した直後、対戦相手の監督が「この選手はここにいてはいけない」とコメントしたことが話題となり、欧州のスカウトの目に留まるきっかけとなりました。

ラシン・クラブでの急成長

ラシン・クラブでのラウタロさんは急速な成長を見せ、2016-17シーズンのリーグ戦23試合9ゴール、2017-18シーズンの21試合13ゴールという数字で一躍南米の注目選手となりました。

コパ・リベルタドーレスのデビュー戦でハットトリックを達成するなど、南米最高峰の大会でも早々に実力を証明。インテルは2018年7月に2,270万ユーロの移籍金で獲得を決定します。

インテル加入時のエピソード

インテル加入初年度、ミラノの空港でファンに囲まれた際、「君はインテルの未来だ」と言われたラウタロさんは笑顔で「じゃあ未来を今から始めよう」と返答。このエピソードはインテルサポーターの間で語り草となっており、彼の自信と前向きさを象徴しています。

ラシン・クラブでのキャリアを通じてアルゼンチン代表デビューも果たし、2018年3月のイタリア戦が代表初キャップです。

代表の試合でも積極的にゴールを狙い、U-20代表での南米ユース選手権5ゴールによる得点王経験が、インテルスカウト陣の目を引きつけるきっかけになったとも伝えられています。

2018年の移籍金2,270万ユーロは当時のラシン・クラブ史上最高額で、インテルがいかにラウタロさんの才能に確信を持って投資したかが伺えます。

【インテルでの覚醒】セリエA得点王とキャプテン就任

インテルでのラウタロさんのキャリアは、徐々に飛躍し現在のトップストライカーとしての地位を確立しました。

ルカクとの「LuLa」コンビと初タイトル

インテル移籍後の最初の大きな成功は、ロメル・ルカクとの「LuLa(ルカク+ラウタロ)」コンビによってもたらされました。

2020-21シーズンにクラブ11年ぶりのセリエA優勝を達成し、ラウタロさんは17ゴール10アシストという自己最高水準の活躍でチームを牽引しました。

この成功によりインテルのファンからの信頼は絶大なものとなり、ラウタロさんにとっても「勝利の喜びを知った」重要なシーズンとなっています。

2023-24シーズンの圧倒的なパフォーマンス

キャリア最高峰と言えるのが2023-24シーズンです。

セリエA33試合24ゴール6アシストという数字でカポカンノニエーレ(得点王)とシーズンMVP(最優秀選手賞)を同時受賞し、インテルのセリエA連覇の立役者となりました。

2023年夏にキャプテン就任後の初シーズンで、選手とキャプテンの両方の役割を完璧に果たした点は特筆に値します。

2029年までの契約延長

2024年8月、ラウタロさんはインテルとの契約を2029年まで延長しています。

アーセナル・チェルシーなど欧州の複数クラブからの関心が報じられる中でもインテル残留を選択した決断は、「このクラブで歴史を作り続ける」という確固たる意志の表れです。

インテルで2度のセリエA優勝とキャプテン就任を経験した今、ラウタロさんにとってインテルは「育てられたクラブ」から「自分がリードするクラブ」へと変化しています。

この変化はプレースタイルにも表れており、かつてよりもチームを鼓舞するシーンや自ら流れを変えに行く場面が増え、選手としての成熟を感じさせます。

特に2023-24シーズンのキャリアハイとなる数字(セリエA24G・MVP)は、キャプテン就任という重圧の中でも最高のパフォーマンスを発揮できる「大器」としての証明でした。

【アルゼンチン代表】W杯・コパ連覇とメッシとの絆

フリアン・アルバレスさんとともに、ラウタロさんはアルゼンチン代表の攻撃を担う中心選手です。

2022年W杯優勝への貢献

2022年カタールW杯では、アルゼンチン代表の一員として世界の頂点に立ちます。

W杯期間中は出場機会が限られた時期もありましたが、リオネル・メッシさんから「重要な存在であり続けてほしい」と励まされ、その言葉を胸にチームの一員として貢献。決勝での延長・PK戦を経た優勝の瞬間は、ラウタロさんにとっても生涯忘れられない場面となっています。

祝賀パレードでは選手たちがヘリコプターで移動した際、実は飛行機恐怖症であることを明かし「酔っていなければ乗れなかった」とユーモラスに語るなど、優勝後も親しみやすい人柄でファンに愛されています。

2024年コパ・アメリカでの活躍

2024年コパ・アメリカでは大会5ゴールで得点王「ゴールデンブーツ」を受賞。決勝の対コロンビア戦では延長戦で決勝ゴールを決め、アルゼンチンの2連覇をもたらしました。

「コパ・アメリカ優勝時の決勝ゴールを決めた選手」という称号は、アルゼンチン代表史に刻まれる功績です。

メッシ後継者としての期待

メッシさんがキャリアの終盤を迎える中、ラウタロさんにはアルゼンチン代表の「次世代のエース」としての期待が集まっています。

2026年W杯(カナダ・アメリカ・メキシコ開催)でのアルゼンチン連覇に向けて、フリアン・アルバレスさんとの二枚看板として攻撃を牽引することが期待されており、ラウタロさんのプレースタイルの進化は今後も世界中のサッカーファンが注目しています。

代表の先輩であるメッシさんから「彼ならいつでもやってくれる」という信頼を獲得しているラウタロさんの存在感は、アルゼンチン代表において今や絶対的なものとなっています。

2021・2022・2024年と3つの主要タイトルを代表で獲得したことは、ラウタロさんが「黄金時代のアルゼンチン」に欠かせないピースであることを証明しています。

ラウタロ・マルティネスのプレースタイルの総括まとめ

  • 1997年8月22日生まれ、アルゼンチン・バイア・ブランカ出身のインテル・ミラノのキャプテン
  • ポジションはCF、セリエA得点王(2023-24シーズン:24G)とMVPを同時受賞
  • 最大の武器はハーフスペースを活用するポジショニングセンスとゴール前の嗅覚
  • 左右両足とヘディングの三択の決定力で相手GK・DFを困らせる
  • マルクス・テュラムとの2トップはセリエA屈指の黄金コンビ
  • 前線からのハイプレスでファーストディフェンダーとしても機能する
  • プレッシャー下でも冷静に決めきるビッグマッチ向きのメンタル
  • 2023年からインテルのキャプテン、行動でチームを引っ張るリーダーシップ
  • 15歳でボカ試験落選という挫折を乗り越え、「逆境から生まれた強さ」を持つ
  • 2022年W杯優勝・2021年&2024年コパ・アメリカ優勝と代表3タイトルを保有
  • 2024年コパ・アメリカで決勝延長決勝Gと得点王の「勝負師」としての真価を発揮
  • 2024年8月にインテルと2029年まで契約延長、クラブへの忠誠心を示した
  • メッシとの連携でW杯・コパ優勝に貢献、「最高の受け手」として機能
  • インテルでのセリエA通算ゴール数はすでに130ゴール以上に達する
  • 2026年W杯でのアルゼンチン連覇の中心選手として期待を一身に背負う

▶️他のアスリートの豆知識・その他を知りたい|カテゴリー・記事一覧