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イヴァン・ペリシッチさんのプレースタイルについて気になっている方は多いと思います。
1989年2月2日生まれ、クロアチア国籍の左ウイングで、インテルやバイエルン、トッテナムなど欧州トップクラブを渡り歩いたアタッカーです。
最大の特徴は、186cmの長身でありながら両足のキック精度が高く、ドリブル・空中戦・守備まで高次元でこなせる万能アタッカーであること。
2018年ロシアW杯ではクロアチアを準優勝に導いた立役者の一人として活躍し、決勝でゴールを決めるなど世界的な注目を集めました。
この記事では、イヴァン・ペリシッチさんのプレースタイルの特徴・強み・弱点を詳しく解説します。
記事のポイント
①:両足のキック精度が高くPKを逆足で決めた実績あり
②:空中戦の強さとスラローム系ドリブルが武器
③:コンテ監督の下でウイングバックとして開花した経緯
④:2018年W杯でクロアチア準優勝に貢献した代表の核心
イヴァン・ペリシッチのプレースタイル|攻撃の特徴と強み
- 【総合評価】イヴァン・ペリシッチのプレースタイルとは
- 両足のキック精度と逆足の強さ
- スラローム系ドリブルと突破力
- 空中戦の強さとヘディング能力
- ウイングバックとしての開花と守備力
- イヴァン・ペリシッチのプロフィールと経歴
【総合評価】イヴァン・ペリシッチのプレースタイルとは
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イヴァン・ペリシッチさんのプレースタイルを一言で表すなら、「両足精度とフィジカルを兼ね備えた万能ウイング」です。
186cmという長身でありながらドリブルが巧みで、かつ両足のキック精度が非常に高いという特性を持ちます。
万能ウイングという称号の意味
一般的なウイングはスピードドリブラーか、または高さを生かしたクロサーか、二つのタイプに分かれることが多いです。
しかしイヴァン・ペリシッチさんはドリブル突破・クロス・ヘディング・シュートのすべてを高いレベルでこなせるという意味で「万能型」と評されています。
フットボールチャンネルの分析では「高さ・テクニック・スピードを兼ね備えた万能アタッカー」と称されており、欧州サッカー専門メディアからもその多才さが認められています。
利き足は左とされていますが、右足でも違和感なくプレーできるため、「利き足がどちらかわからない」と感じるほどの両足精度を持ちます。
プレースタイルの全体的な強みと弱みの概要
強みをまとめると「両足精度・空中戦・スラローム系ドリブル・ウイングバックとしての守備力」の4点です。
一方で弱みとして挙げられてきたのが「複数の選択肢を与えられた際の判断力」と「ポゼッション型チームでの使いにくさ」です。
特に判断力の課題はドルトムントやコンテ監督1年目のインテルで定位置を確保できなかった要因の一つとして挙げられています。
しかしコンテ監督の2年目から開花したウイングバックとしての起用法がこれらの弱点を見事にカバーし、インテルの主力として再浮上しました。
ギグスに似るという評価の背景
フットボールチャンネルでは、「ウェールズのライアン・ギグスと少し似ているスラローム系のドリブラー」という評価が掲載されています。
ギグスさんといえばマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドで、サイドを縦横に切り裂くドリブルとクロスの精度が世界一と称された選手です。
スピードは無茶苦茶に速いわけではないが、コースどりが上手く、抜き切らなくても質の高いクロスを送れるという特性が、ギグスさんとの共通点として指摘されています。
クロアチア代表における立ち位置
クロアチア代表では100キャップ以上の出場歴を持つ主力選手として長年活躍してきました。
左ウイングバックおよび左ウイングとしてレギュラーを張り続け、2018年ロシアW杯での準優勝や2022年カタールW杯での3位など、クロアチアの輝かしい国際舞台での成功に欠かせない存在でした。
両足のキック精度と逆足の強さ
イヴァン・ペリシッチさんの代名詞の一つが、利き足の左だけでなく右足でも高精度のキックを放てる両足精度の高さです。
右足でPKを決めたセリエA初の快挙
2021-22シーズンのインテル在籍時、当時のセリエA8節の試合で利き足ではない右足でPKを蹴り込んでゴールするという快挙を達成しました。
ペナルティキックという計り知れないプレッシャーがかかる場面で、あえて利き足ではない右足で蹴るという決断は、ペリシッチさんがいかに右足のキックに自信を持っているかを示すエピソードです。
「このプレーからセリエA史上初の快挙」として当時話題になりました。
両足を使ったクロスとパスの精度
左右どちらのサイドでもプレーできるという柔軟性の根幹にあるのが、両足のキック精度です。
左サイドでは利き足の左でのクロスとカットイン、右サイドでは逆足の左でのクロスという使い分けが可能で、これにより対戦する相手DFが「次のアクションが読みにくい」と感じる状況が生まれます。
特に左からのドリブル突破後の右足へのカットインシュートは、守備陣にとって予測が困難な選択肢となっており、多くのゴールシーンで見られました。
eFootballデータで見る両足精度
eFootballシリーズの能力値データでは、ペリシッチさんに「逆足頻度:最高」「逆足精度:最高」という最高評価が設定されています。
これはゲームの中でも現実のプレーが忠実に反映されており、他の左ウイング選手と比較しても逆足精度という点では別格の存在として扱われています。
インテルで右足PKを決めた意義
右足でのPKゴールは単なる技術の高さの証明だけでなく、チームに先制点をもたらすという極めて重要な場面での決断力を示しています。
FWやMFの選手がPKを右足で蹴ること自体は珍しくありませんが、利き足と逆の足でセリエAのPKを決めた記録は当時前例がなく、ペリシッチさんの両足精度への圧倒的な自信と技術力を証明するエピソードとなっています。
スラローム系ドリブルと突破力
イヴァン・ペリシッチさんのもう一つの大きな武器が、サイドを縦横に駆け抜けるスラローム系のドリブルです。
スラローム系ドリブルの特徴
スラローム系のドリブルとは、直線的に突破するのではなく、相手のタイミングを外しながら斜め方向や外側への持ち出しを組み合わせた複合的な突破スタイルを指します。
ライアン・ギグスさんに似ていると評される理由もここにあり、「縦に真っ直ぐ行くだけでなく、少し外へ持ち出してDFとの間合いを空け、その差でブロックされる寸前にボールを通してしまう」という表現がそのスタイルを的確に表しています。
リーチの長さを生かしたボール運びも特徴的で、身体的な優位性を巧みに使った突破が相手DFには厄介に映ります。
フェイントを駆使したドリブル
細かいテクニックとフェイントを活用したドリブルも特徴的で、単純なスピード勝負だけでなく、巧みなボールコントロールで相手のバランスを崩してから突破するパターンが多く見られます。
スピードは「無茶苦茶に速いわけではない」と評されており、純粋な快速タイプではなく、技術とコースどりで突破するタイプのドリブラーであることがわかります。
eFootballのスキルにも「エッジターン」が設定されており、切り返し系の技術が得意なドリブルスタイルが反映されています。
強靭なフィジカルを生かした縦突破
繊細な技術だけでなく、186cmの体を生かした強引な縦突破も武器の一つです。
フィジカルコンタクトでも引けを取らない強靭な体幹を持ち、相手DFが体を当ててきてもバランスを崩さずにドリブルを継続できます。
この技術とフィジカルを組み合わせたドリブルスタイルが、インテルの攻撃において「崩しの切り札」として機能した理由の一つです。
左右どちらのサイドでもドリブルできる柔軟性
一般的なウイングは利き足側のサイドを得意とすることが多いですが、ペリシッチさんは左右どちらのサイドでもドリブル突破が可能という稀有な特性を持ちます。
右サイドに配置された場合は利き足の左でのカットインから強烈なシュートを放てる一方、左サイドでは右足でのアウトサイドクロスも高精度に決められるという二刀流スタイルが相手守備陣を困惑させます。
空中戦の強さとヘディング能力
「高さ・テクニック・スピードを兼ね備えた万能アタッカー」という評価において、「高さ」を担保するのが抜群の空中戦能力です。
タイミングとポジショニングで勝る空中戦
186cmという身長自体は比較的大柄な部類に入りますが、ペリシッチさんの空中戦の強さは身長だけが理由ではありません。
「何よりタイミングとポジショニングが抜群に良く、ストライカー顔負けのヘディングを叩き込む」と評されており、飛ぶタイミングと位置取りの巧みさがヘッダーの精度を高めています。
クロスボールへの入り方・飛ぶタイミング・ヘディングのミートポイントの一致が、ウイングとは思えないヘッダーを可能にしています。
守備でのヘッダーも強み
攻撃面でのヘッダーだけでなく、守備面でもセットプレー時には空中戦で相手クロスをはね返す頼もしい存在となります。
左ウイングバックとして起用された際は、サイドからの高いボールに対してヘッダーで守備することが求められますが、ペリシッチさんはこれも高いレベルでこなしています。
eFootballのスキルにも「ヘッダー」が設定されており、ゲームデータにもその空中戦能力の高さが反映されています。
2018年W杯決勝でのヘッダーゴール
空中戦能力を世界に証明したのが、2018年ロシアW杯決勝のフランス戦でのヘッダーゴールです。
フランス相手の決勝戦という極限のプレッシャーの中で、クロスに対して完璧なタイミングで飛び込んでゴールを決めた場面は、彼の空中戦能力の集大成とも言えるシーンでした。
皮肉にも同じ試合でハンドによりPKを与えてしまうという苦い思い出と表裏一体でもありましたが、ヘッダーゴール自体はクロアチアサッカー史に残る名場面として語り継がれています。
インテルでのヘッダーゴールの記録
インテル在籍中もコッパ・イタリアで2ゴールを挙げ優勝に貢献するなど、決定的な場面でのゴール力を発揮してきました。
空中戦でのゴール獲得能力は、ウイングとして純粋なスピードタイプとは一線を画す特性であり、DFからすると対処が難しい攻撃オプションとなっています。
ウイングバックとしての開花と守備力
イヴァン・ペリシッチさんのキャリアにおける大きな転換点が、コンテ監督のインテルでウイングバックとしての新境地を開拓したことです。
コンテ監督1年目の構想外から2年目での開花
インテルに移籍した後、コンテ監督の1年目(2019-20シーズン)にはバイエルンへのレンタルという形で構想外に。
しかしバイエルンでの1シーズンを経て翌年インテルに戻ると、コンテ監督が固定できていなかった左ウイングバックポジションに起用され、瞬く間にフィットするという劇的な展開が待っていました。
「役割が限定的になることを逆手に長所を遺憾なく発揮し、崩しの切り札になるまで成長した」という評価は、ウイングバックというポジションがペリシッチさんの能力と見事にマッチした証明です。
ウイングバックとしてのプレースタイルの特徴
ウイングバックはMFとDFの中間に位置するポジションで、攻撃参加とサイドの守備を両立させることが求められます。
ペリシッチさんはドリブル・クロス・ヘッダーという攻撃面の能力を維持しながら、守備面でも「以前までは散発的で荒かった守備も洗練されてきており、弱点とは言えないものとなった」という評価を得るまでに成長しました。
特に高い位置でボールを奪ってからのカウンター参加や、後方に引いてサイドのスペースを埋める守備は、ウイングバックとして求められる動きを高レベルでこなしています。
インテルのウイングバック起用の効果
3-5-2システムのインテルにおいて、左ウイングバックのペリシッチさんは後半戦の躍進の立役者となりました。
「冬にリーグ屈指のウイングバックであるゴゼンスが加入するも、彼がレギュラーを張り続けていることからその実力が伺い知れる」という記述が示す通り、強力なライバルとの競争を制してレギュラーの座を確保したことは大きな意義があります。
2020-21シーズンにはインテルのリーグ優勝(スクデット)に貢献し、21-22シーズンもコッパ・イタリアで2ゴールを挙げる活躍を見せました。
守備力の向上がキャリアを延ばした理由
かつてはドルトムントやコンテ監督1年目のインテルで守備面の弱さが指摘されていましたが、ウイングバックとしての経験を通じて守備スキルが大幅に向上しました。
この守備力の向上があったからこそ、30代に突入してからもトップレベルでのプレーを継続でき、トッテナムへの移籍やその後のキャリアに繋がったと言えるでしょう。
イヴァン・ペリシッチのプロフィールと経歴
ここでは、イヴァン・ペリシッチさんの基本的なプロフィールと経歴をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | イヴァン・ペリシッチ(Ivan Perišić) |
| 生年月日 | 1989年2月2日 |
| 2026年04月23日現在の年齢 | 37歳 |
| 出身地 | クロアチア・スプリト |
| 身長 | 186cm |
| 利き足 | 左(両足精度が高い) |
| 国籍 | クロアチア |
| ポジション | 左ウイング、左ウイングバック |
| 代表キャップ | 100+(クロアチア代表) |
ユース時代からのキャリア開始
イヴァン・ペリシッチさんはクロアチアのスプリト出身で、地元のハイドゥク・スプリトのユース出身です。
かつてはユース時代に元クロアチア代表のアリョーシャ・アサノビッチさんの後継者と言われていたとのことで、早い時期から才能が認められていたことがわかります。
2007年にフランスのソショーに移籍し、プロキャリアをスタート。その後ベルギーのクラブ・ブルッヘに移籍すると、2010-11シーズンにはリーグ得点王に輝く活躍を見せます。
ドルトムント〜ヴォルフスブルク時代の成長
ベルギーでの活躍が認められ2011年にドルトムントへ移籍し、2011-12シーズンのブンデスリーガ優勝に大きく貢献しました。
しかし翌シーズンにロイスさんが加入したことで出番が激減し、クロップ監督とも衝突して冬にヴォルフスブルクへ移籍します。
ヴォルフスブルクでは2014-15シーズンにオリッチさん・デ・ブライネさんと共に躍動し、ドイツカップ優勝に貢献しました。
| 時期 | 所属クラブ | 主な実績 |
|---|---|---|
| 2007〜2009年 | ソショーB(フランス) | プロデビュー |
| 2009年 | ルーセラーレ(ベルギー) | 移籍 |
| 2009〜2011年 | クラブ・ブルッヘ | リーグ得点王(2010-11) |
| 2011〜2013年 | ボルシア・ドルトムント | ブンデスリーガ優勝(2011-12) |
| 2013〜2015年 | ヴォルフスブルク | ドイツカップ優勝(2014-15) |
| 2015〜2022年 | インテル(延べ) | スクデット(2020-21) |
| 2019〜2020年 | バイエルン(レンタル) | 3冠達成に貢献 |
| 2022〜2023年 | トッテナム | 移籍 |
| 2024年〜 | ハイドゥク・スプリト | 古巣への復帰 |
インテルでの長期活躍と主な受賞歴
2015年にインテルへ移籍後、左ウイングのレギュラーとして4シーズン活躍。途中バイエルンへのレンタルも経験しながら、最終的にインテルでの主力として定着しました。
2020-21シーズンにはリーグ優勝(スクデット)を果たし、コッパ・イタリアでも2ゴールを挙げるなど優勝に貢献しました。
イヴァン・ペリシッチのプレースタイルと各クラブ評価
- ドルトムント・ヴォルフスブルク時代のプレースタイル
- インテルでのプレースタイル評価
- クロアチア代表での活躍と2018年W杯
- トッテナム・ハイドゥク移籍後の現在
ドルトムント・ヴォルフスブルク時代のプレースタイル
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イヴァン・ペリシッチさんのプレースタイルの形成において、ドルトムントとヴォルフスブルク時代は重要な役割を果たしました。
ドルトムントでの期待と現実
2011年にドルトムントに加入したペリシッチさんは、2011-12シーズンのブンデスリーガ優勝に貢献するなど、加入初年度に実績を残しました。
しかし翌シーズンにロイスさんが加入したことで出場機会が激減し、クロップ監督との衝突も重なりチームを去ることになります。
この経験はペリシッチさんのキャリアにおける最初の大きな試練であり、「複数の選択肢を与えられた際のプレー判断力」という弱点が表面化した時期とも言えます。
ヴォルフスブルクでの復活と進化
2013年にヴォルフスブルクへ移籍してからは、オリッチさん・デ・ブライネさんとの強力な3トップの一角として活躍しました。
2014-15シーズンにはドイツカップ優勝に貢献し、欧州上位クラブからの注目を再び集めることに成功します。
ヴォルフスブルク時代にプレースタイルがより洗練され、クロスの精度やフィジカル面での強みが確立されたと言われており、2015年のインテル移籍につながる基盤がこの時期に作られました。
ブンデスリーガで培った守備力の基礎
ドイツリーグはフィジカルとスピードが要求される競争が激しいリーグです。
ドルトムントとヴォルフスブルクという上位クラブで揉まれたことで、守備面での基礎力が養われました。
後にインテルでウイングバックとして守備力が評価されるようになった背景には、このドイツ時代の経験が大きく影響していると考えられます。
両足精度がドイツ時代に確立されたとの説
ブンデスリーガの激しいプレッシャーの中でも右足を積極的に使い続けたことで、逆足精度がさらに向上したとも言われています。
ドルトムントやヴォルフスブルクという戦術的にアグレッシブなクラブでのプレーが、ペリシッチさんの万能性をさらに磨いたと言えるでしょう。
インテルでのプレースタイル評価
2015年からインテルに移籍したイヴァン・ペリシッチさんは、最終的にクラブの象徴的な選手の一人となりました。
加入初期の左ウイングとしての活躍
インテルでは左ウイングのレギュラーとして4シーズンにわたり活躍し、その間に個人としてのプレースタイルをさらに発展させました。
インテルというビッグクラブでのレギュラー定着は、ヴォルフスブルク時代に続く大きなキャリアのステップアップであり、セリエAという戦術的に高度なリーグでの経験がペリシッチさんのプレースタイルにさらなる深みをもたらしました。
バイエルンへのレンタル期間を経て戻ってきた後は、コンテ監督のウイングバック起用で真価を発揮。コッパ・イタリア2ゴールと2020-21シーズンのスクデット獲得がインテルでの最大の功績です。
バイエルン・ミュンヘンでの3冠貢献
2019-20シーズンにバイエルンへレンタル移籍し、この年のバイエルンはブンデスリーガ・DFBポカール・UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成しました。
「レギュラー定着とは言えないものの違いを生み出すプレーを連発してチームの3冠に大きく貢献した」という評価は、3冠という最高の結果を出したチームの重要な戦力として機能したことを示しています。
バイエルンでの経験はペリシッチさんにとってさらに自信につながり、インテル復帰後の活躍の礎となりました。
インテルでの通算成績と退団
インテルでのキャリアを通じて多くのゴールとアシストを積み重ね、2022年の契約満了を機にフリートランスファーでトッテナムへ移籍しました。
インテルのサポーターから愛された選手の一人として、現在もその活躍が語り継がれています。
インテルでの在籍は延べ7シーズン(バイエルンへのレンタルを挟む)にわたり、セリエA屈指のウイングバックとしての地位を確立した期間となりました。
2020-21シーズンの優勝は特に印象的で、コンテ監督の退任後もインザーギ監督の下で活躍を続けたことは、ペリシッチさんの適応力の高さを証明しています。
セリエAという戦術的に高いリーグでの長期的な経験が、ペリシッチさんのプレースタイルに深みをもたらし、後のプレミアリーグへの挑戦に繋がる技術的な基盤を形成したと言えるでしょう。
クロアチア代表での活躍と2018年W杯
イヴァン・ペリシッチさんはクロアチア代表の不動のレギュラーとして長年活躍し、母国を国際舞台で輝かせた中心人物でした。
クロアチア代表における立場と役割
100キャップ以上の出場歴を持ち、左ウイングバックおよび左ウイングとして代表チームの主力を担い続けました。
モドリッチさんやマンジュキッチさんと並ぶ世代の代表的な選手の一人として、2010年代のクロアチア代表黄金期を支えてきました。
特に2018年と2022年の2つのW杯でチームの躍進に欠かせない存在として機能し、クロアチアの国際的な地位向上に貢献しました。
2018年ロシアW杯での準優勝と決勝のヘッダーゴール
2018年ロシアW杯ではクロアチアを準優勝に導いた立役者の一人として歴史に名を刻みました。
フランスとの決勝戦では同点ヘッダーゴールを決めるという大活躍を見せましたが、同じ試合でハンドによりPKを与えてしまい、最終的に4-2で敗れる悔しい結末となりました。
しかしこの大会でのペリシッチさんのパフォーマンスは世界から称賛を受け、クロアチア代表史上最高の舞台で最高のプレーを見せた選手の一人として記憶されています。
2022年カタールW杯での3位入賞
2022年カタールW杯でも代表の主力として出場し、クロアチアの3位入賞に貢献しました。
30代に入ってもなお代表の主力として活躍できたのは、プレースタイルの多様性と守備面を含めた総合的な能力の高さがあったからこそです。
代表での主なタイトルと成績
| 大会 | 年 | 結果 |
|---|---|---|
| FIFAワールドカップ | 2018年(ロシア) | 準優勝 |
| FIFAワールドカップ | 2022年(カタール) | 3位 |
| UEFAネーションズリーグ | 2022-23 | 参加 |
クロアチアは人口わずか400万人程度の小国でありながら、W杯で2度の決勝(2018年)と3位(2022年)という成績を残しました。
その背景にはモドリッチさんをはじめとする才能ある選手たちの存在がありますが、ペリシッチさんはその中でも特に攻撃力の象徴として機能した選手でした。
100キャップ超えの出場歴を持つ国際的な実績は、ペリシッチさんのプレースタイルが世界トップレベルで通用することを証明しています。
トッテナム・ハイドゥク移籍後の現在
2022年にインテルを契約満了で退団したイヴァン・ペリシッチさんは、トッテナム・ホットスパーへ移籍しました。
トッテナムでの期間と評価
トッテナムへは2022年に加入し、プレミアリーグという新たな舞台でプレーしました。
スポーツナビの選手名鑑ではPSVアイントホーフェン所属(背番号5)としても紹介されており、その後の移籍先の変遷が確認できます。
プレミアリーグのハイテンポな試合展開への適応が求められる中、スラローム系ドリブルとクロス精度を生かしたプレースタイルでの貢献が期待されていました。
古巣ハイドゥク・スプリトへの凱旋
2024年1月19日、古巣のハイドゥク・スプリトにシーズン終了までのレンタルで移籍したことが報じられました。
生まれ故郷クロアチアのスプリト出身で、ユース時代から所属していた古巣への帰還は、キャリアの節目を感じさせる移籍でした。
「古巣に錦を飾る」という表現がふさわしいこの移籍は、ペリシッチさんのキャリアへの感謝と帰郷への思いが表れているのかもしれません。
現在のプレースタイルと今後の展望
30代中盤を迎えた現在も、蓄積されたサッカーの知識と技術は色褪せていません。
両足精度・ヘッダー・ドリブルという基本的な技術は維持されており、スピードが落ちた分を経験と賢さでカバーするスタイルに移行しているとみられます。
ペリシッチさんが欧州サッカー史に残したプレースタイルの遺産——ウイングがウイングバックへと進化を遂げ、守備と攻撃の両面で高いレベルを維持するというモデル——は、後進の選手たちにとっても参考になるキャリアパスです。
ハイドゥク・スプリトという古巣でのプレーは、故郷のファンへの恩返しと共にキャリアの総決算という側面もあります。
長い欧州トップリーグでのキャリアで磨かれたプレースタイルが、クロアチアリーグという舞台でも若い選手たちへの刺激になることは間違いないでしょう。
クロアチア出身選手として、国内リーグを盛り上げるという役割も担っており、現在のハイドゥク・スプリトでの姿がペリシッチさんのプレースタイルの集大成として多くのサポーターに愛されています。
イヴァン・ペリシッチのプレースタイルの総まとめ
- 1989年2月2日生まれ、クロアチア出身の左ウイング・左ウイングバック
- 身長186cmでありながら両足精度が高い万能アタッカーとして知られる
- 逆足(右足)でPKを決めたセリエA初の快挙を達成した実績がある
- eFootball能力値で「逆足頻度・精度:最高」という最高値を獲得している
- ライアン・ギグスに似たスラローム系ドリブラーとして海外メディアに評価された
- ヘッダーのタイミングとポジショニングが抜群でストライカー顔負けの空中戦を見せる
- コンテ監督のインテルで左ウイングバックとして開花し崩しの切り札となった
- 2020-21シーズンにインテルのスクデット獲得に大きく貢献した
- 2019-20シーズンのバイエルン3冠達成メンバーとして「違いを生む選手」と評価された
- 2018年ロシアW杯決勝でのヘッダーゴールでクロアチアを準優勝に導いた
- 2022年カタールW杯でもクロアチアの3位入賞に貢献した代表の核心選手
- 判断力の課題は弱点だったがウイングバック起用により長所を最大化した
- クラブ・ブルッヘ時代のリーグ得点王など多くのクラブで実績を残してきた
- 2024年に古巣ハイドゥク・スプリトへレンタル移籍し故郷に凱旋した
- 欧州トップリーグを渡り歩いた100キャップ以上のクロアチア代表レジェンド
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