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アブドゥ・ディアロさんのプレースタイルについて、詳しく知りたいという方は多いと思います。
1996年5月4日生まれ、セネガル国籍のセンターバックで、モナコのユース出身からパリ・サンジェルマン(PSG)まで渡り歩いたDF選手です。
最大の特徴は、187cmの体格でありながら、ビルドアップ能力と足元技術に長けたCBであること。
後方からのパスワークで攻撃を構築する能力が高く、センターバックだけでなくレフトバックやボランチまでこなせるマルチポジション選手として評価されてきました。
この記事では、アブドゥ・ディアロさんのプレースタイルの強みと弱点を徹底的に解説します。
記事のポイント
①:ビルドアップ型CBとしてのプレースタイルが特徴
②:足元技術が高くマルセイユターンも披露する
③:守備集中力の低下が弱点として指摘される
④:セネガル代表として2022年W杯にも出場した経歴
アブドゥ・ディアロのプレースタイル|攻守と強み
- 【総合評価】アブドゥ・ディアロのプレースタイルとは
- 足元技術と後方ビルドアップ能力
- スピードと身体能力の特徴
- マルチポジション対応力の高さ
- 守備面の課題と弱点
- アブドゥ・ディアロのプロフィールと経歴
【総合評価】アブドゥ・ディアロのプレースタイルとは
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アブドゥ・ディアロさんのプレースタイルを一言で表すなら、「ビルドアップ型センターバック」です。
187cmの上背を持ちながら、守備一辺倒ではなくボールを丁寧に扱う技術が高く、後方からチームの攻撃を組み立てるタイプのDFとして知られています。
ビルドアップ型CBという特徴の全体像
ビルドアップ型CBとは、ゴールキーパーからボールを受けてチームの攻撃の起点になるタイプのセンターバックを指します。
アブドゥ・ディアロさんの場合、このビルドアップ能力が特に際立っており、後方でボールを保持した際のプレーの精度が高いことが最大の特徴です。
パスの精度・視野の広さ・ドリブルでのプレッシャー回避、いずれも高いレベルにあり、相手プレスをかいくぐりながらボールを前線に届けることができます。
特にモナコ時代からPSG時代にかけて、後方ビルドアップでの貢献が評価されてきました。
得意なプレーとその出典
ナムウィキ(韓国の百科事典サイト)に掲載されたアブドゥ・ディアロさんの評価によれば、後方ビルドアップ時のマルセイユターンなど派手な個人技でプレッシャーをかわし、ロビングパスで一気に攻撃を展開する場面が印象的な選手として紹介されています。
「ボールをよく扱う足元はディアロの最大の長所」と評されており、センターバックとしては破格の技術力を持っていると言えるでしょう。
ウイレレアプリやeFootballの能力値データでも、グラウンダーパスが84、フライパスが85以上という高い値が設定されており、パス精度への評価がゲームデータにも反映されています。
プレースタイルにおける総合的な強みと弱みの概要
強みをまとめると「足元技術・ビルドアップ・スピード・マルチポジション対応力」の4点です。
一方で弱みとして挙げられるのが「守備集中力の低下」と「フィジカルの細さ」です。
特に守備集中力については、PSG時代に複数回の致命的なミスを犯したことで批判を受けており、この課題が定位置確保を難しくした要因とも言われています。
ここ、サポーターとしては気になるポイントですよね。次のセクションから強みと弱みをそれぞれ詳しく掘り下げます。
競合CBと比較したプレースタイルの立ち位置
PSG在籍時代、同チームにはチアゴ・シルバやプレスネル・キンペンべ、マルキーニョスといった世界トップクラスのDFが揃っていました。
こうした強豪との定位置争いで後れを取り続けた背景には、ビルドアップ技術の高さとは裏腹に、守備の信頼性が確立しきれなかった事情があります。
現在のアル・アラビSCでは、カタールリーグという舞台でその技術をさらに磨きながら活躍しています。
足元技術と後方ビルドアップ能力
アブドゥ・ディアロさんの代名詞とも言えるのが、センターバックとは思えないほどの足元技術と後方からのビルドアップ能力です。
ここでは、その具体的な内容を掘り下げていきます。
マルセイユターンを使ったプレッシャー回避
マルセイユターンとは、ボールを保持したまま体を回転させて相手のプレッシャーをかわす個人技です。
一般的にはMFやFWが使う技術であり、CBが試合中に披露するのは珍しいとされています。
アブドゥ・ディアロさんは後方ビルドアップの際にこの技術を使い、相手の前線プレスをかわしながらボールを前方に展開することができます。
PSG在籍時代のチャンピオンズリーグの舞台でも、このような個人技を披露し、サイドドリブルや左足クロスと組み合わせた攻撃的な守備展開が特徴的でした。
ロングパスによる展開力
足元の技術だけでなく、前線へのロービングパス(浮き球パス)を通じて一気に攻撃を展開する能力も高く評価されています。
このロングパスの精度は、eFootballシリーズのゲームデータでも「フライパス85以上」という高い値が設定されており、実際の試合でも数多くの決定的なパスをアシストしています。
後方からのロングレンジのパスでDFラインを一気に飛び越え、前線のアタッカーを走らせる展開は、特にPSG在籍時代のムバッペさんやネイマールさんとの連携で効果的に機能していました。
グラウンダーパスによる繋ぎの精度
短いグラウンダーパスの精度も高く、ゴールキーパーとのパス交換からビルドアップを組み立てる際の信頼性があります。
グラウンダーパスの能力値はゲームデータで84と設定されており、センターバックとしては非常に高いレベルです。
マインツ時代の2017〜2018シーズンには27試合で2ゴールを記録しており、守備的なポジションながら攻撃への関与も見せていました。
こうした技術の高さが、ドルトムントが28Mユーロという当時のクラブレコードに準ずる金額で獲得を決意した背景にあります。
PSGでのビルドアップ貢献の評価
PSGの2021-22シーズンでは、レギュラーレフトバックのフアン・ベルナートさんが負傷離脱する中、アブドゥ・ディアロさんが左サイドバックとして先発起用される機会が増えました。
27節のニース戦では「長くて正確なパスを与え、チーム内で好評を得た」と評され、ビルドアップ面での貢献が認められた場面もあります。
チャンピオンズリーグのバルセロナ戦後半でも、側面でのボールキーピングとドリブルで印象的な活躍を見せており、ビルドアップ能力が最も光ったシーズンとも言えます。
スピードと身体能力の特徴
アブドゥ・ディアロさんは187cmの長身を誇るセンターバックですが、その体格に反してスピードが速いことも特徴の一つです。
187cmとは思えない快速の足
センターバックには身長の高い大柄な選手が多い中、アブドゥ・ディアロさんはスピードも高く保持している稀有な選手です。
eFootballのゲームデータでは「スピード」の値が高い設定になっており、「190cm台に近い身長に比べて足も早く、速い足を利用した背後空間カバーを試みる」と評されています。
これにより、センターバックとしてDFラインを高く保ちながら、裏に抜け出そうとするFWに対して素早く対応することができます。
レフトバックとして出場する際も、スピードを生かしたサイドの上下動に支障がなく、攻守にわたってアクティブに動き回ることができます。
フィジカルコンタクトの実力と弱点
eFootballのデータではフィジカルコンタクトが86と設定されており、ゲーム上は高い値を誇ります。
しかし実際の評価としては、「大きな身長に比べて薄いフィジカルにより、自分より体格の良い相手に押される姿を見せる」というコメントも見られます。
つまり、ゲーム上のスタッツと実際のパフォーマンスに若干の乖離があり、大型のFWとの競り合いでは苦戦することがあるという評価です。
このフィジカル面の弱さは、センターバックとしての守備の信頼性を下げる原因の一つとなっています。
スタミナと運動量の高さ
eFootballデータではスタミナの値も高く設定されており、90分間フル稼働できる運動量の高さも特徴です。
PSG在籍中も複数のポジションを1試合中にこなすなど、高い運動能力をベースにした柔軟な対応力が評価されていました。
特にレフトバックとして出場した際は、サイドを上下に走り続けながら守備と攻撃参加を両立させており、スタミナの高さが存分に発揮されています。
ジャンプ力と空中戦の強さ
187cmの身長を活かした空中戦も得意としており、ウイイレアプリのデータではスキルに「ヘッダー」が設定されています。
セットプレー守備でのヘディングクリアや、コーナーキックでの競り合いなど、高さを生かした守備は一定の信頼性があります。
ただし前述の通りフィジカル面の弱さから、純粋なパワー勝負では苦戦する場面も見られます。
マルチポジション対応力の高さ
アブドゥ・ディアロさんのもう一つの大きな特徴が、センターバック・レフトバック・ボランチの3ポジションをこなせるマルチポジション対応力です。
センターバックとしての基本スタイル
本職はセンターバックで、ここでは後方ビルドアップの起点となりながら相手FWのマーキングや空中戦でのクリアを担当します。
PSGでは主にセンターバックとして起用されていましたが、定位置確保には苦労しており、チアゴ・シルバさんやキンペンべさん、マルキーニョスさんとのレギュラー争いで後れを取るシーズンが続きました。
センターバック出場時の課題として、「大きな身長に比べて薄いフィジカルにより、自分より体格の良い相手に押される姿を見せる」という弱点が指摘されています。
レフトバックとしての活躍
PSG時代、ベルナートさんの長期負傷離脱を機にレフトバックとしての出場機会を得て、一定の評価を獲得しました。
「フルバックとしての遵守した身体条件、足元間を利用したビルドアップ展開、サイドドリブル、左足クロス、ムバッペとの連携プレー」など、PSGが左フルバックに要求する能力値を均等に備えていると評価されています。
ただし、センターバック出身のためレフトバックでの攻撃加担や最終局面での仕上げ判断に物足りなさを見せる場面もあり、完全には期待に応えられなかった面もあります。
ボランチ(守備的MF)としての対応
通常のCBやSBに加えて、ボランチ(守備型ミッドフィルダー)としても出場できるオプションを持っています。
これはビルドアップ能力の高さと広い視野があってこそ可能な起用法であり、チームの事情に応じて対応できる柔軟性がアブドゥ・ディアロさんの大きな価値の一つです。
マルチポジション選手の特性として、「どのポジションに出場しても安定的な姿を見せることができず、一つずつ惜しい姿を見せてくれる」という評も存在しており、どこでも使えるが、どこでも完璧ではないという特性があります。
マルチ性がもたらすメリットとデメリット
マルチポジション対応力はチームへの貢献度を高める一方で、特定ポジションの専門家と比べると各ポジションで若干の物足りなさが出やすいデメリットもあります。
PSGのような超強豪では各ポジションに専門家が揃っているため、マルチ性が武器になりにくく、定位置確保を難しくした一因とも言えます。
一方、チームの怪我人続出時や戦術的な柔軟性が求められる場面では、アブドゥ・ディアロさんのマルチ性は非常に重宝される存在です。
守備面の課題と弱点
アブドゥ・ディアロさんには多くの長所がある一方で、守備面での課題が定位置確保を難しくしてきた要因として挙げられています。
守備集中力の低下という根本的な問題
最も大きな弱点として指摘されるのが「守備集中力の低下」です。
「擁護者としては非常に重要な要素である守備集中力で残念な評価を受ける」とされており、試合中の集中力が落ちた瞬間にミスを犯すことが多いという問題点があります。
この守備集中力の課題が、PSGで定位置をつかめなかった最大の要因の一つと言えるでしょう。
PSG対ASモナコ戦では「終始一貫して不安な姿を見せたが83分に警告累積で退場」という場面もあり、集中力の低下が試合の流れに悪影響を与えるケースがありました。
PSG時代の具体的なミスの例
PSG在籍中、守備での凡ミスが複数の試合で確認されており、特に2019-20シーズンのリーグアン開幕戦ではスムーズな足元技術を見せながらも、守備で数回のミスを犯す場面がありました。
2020-21シーズンのASモナコ戦でも守備の不安定さを露呈し、キンペンべさんの離脱によって機会を得ながらも、その期待に十分に応えられなかったシーズンとなりました。
これらのミスの積み重ねが「パリ・サンジェルマン守備不安の核心」とまで評されることにつながり、2019年から2023年の4年間で通算75試合出場にとどまる結果となりました。
フィジカル面の弱さとその影響
守備力を下げるもう一つの要因として、フィジカル面の弱さがあります。
「大きな身長に比べて薄いフィジカルにより、自分より体格の良い相手に押される」という弱点は、欧州トップリーグの大型FWと渡り合う際に顕著に表れました。
CBとして最前線のFWを体で止めるシーンで、フィジカル的に押し負けることが課題で、これはボディバランスと体格的な問題から来るものです。
残念な判断による攻撃機会の逸失
守備だけでなく攻撃面でも「しばしば残念な判断により攻撃機会を無散させる」という評価があり、プレースタイルの完成度という意味ではまだ課題が残る選手とも言えます。
技術は高いものの、それを毎試合安定して発揮する一貫性という点では評価が分かれており、「主戦として信じて任せるのに残念な姿を見せる」というのが、PSG在籍時代の総括的な評価でした。
アブドゥ・ディアロのプロフィールと経歴
ここでは、アブドゥ・ディアロさんの基本的なプロフィールと、プロとしての経歴を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | アブドゥラカード・ディアロ |
| 生年月日 | 1996年5月4日 |
| 2026年04月23日現在の年齢 | 29歳 |
| 出身地 | フランス・トゥール |
| 身長 | 187cm |
| 体重 | 79kg |
| 国籍 | セネガル |
| ポジション | センターバック、レフトバック |
| 現所属 | アル・アラビSC(2023年〜) |
| 家族 | 弟・イブラヒマ・ディアロ(サッカー選手) |
ユース時代からモナコでの下積み
アブドゥ・ディアロさんは、フランスのトゥールで生まれました。
両親はセネガル出身の移民で、ディアロさん自身は技術的にはフランス生まれのため、本来はフランス代表を選択することも可能でした。
ユース時代はASモナコFCのアカデミーで育ち、2014年12月14日にモナコ2軍でプロデビューを果たしています。
この試合でゴールを決めたのはベルナルド・シルバさんで、後に欧州を代表するMFとなる同僚と共にデビュー戦を飾りました。
マインツ・ドルトムントでの成長
2017年7月、ブンデスリーガの1.FSVマインツ05に移籍。500万ユーロ(約65億円)の移籍金で加入し、17-18シーズンに27試合2ゴールの成績を残しました。
その活躍が評価され、翌2018年6月にはボルシア・ドルトムントへ28Mユーロ(当時のクラブレコードに準ずる金額)という大型移籍を果たします。
| 時期 | 所属クラブ | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2011〜2014年 | ASモナコFC(ユース) | アカデミー入団 |
| 2014〜2017年 | ASモナコFC(トップ) | リーグ1優勝(2016-17) |
| 2015〜2016年 | SVジュールバレムム(賃貸) | レンタル修行 |
| 2017〜2018年 | 1.FSVマインツ05 | 27試合2ゴール |
| 2018〜2019年 | ボルシアドルトムント | 28M€で移籍 |
| 2019〜2023年 | パリ・サンジェルマンFC | 75試合出場 |
| 2022〜2023年 | RBライプツィヒ(賃貸) | 1.5M€レンタル |
| 2023年〜 | アル・アラビSC | 15M€で移籍・現在もプレー中 |
国籍選択とセネガル代表
本来フランス生まれのため、フランスサッカー国家代表チームのU-21まで経験し、2016年から約3年間U-21代表でキャプテンを務めていました。
2021年3月、セネガルを第一国籍として選択。コンゴ戦でAマッチにデビューし、その後セネガル代表の主力CBとして活躍します。
セネガル国籍法では25歳以上の成人の複数国籍を認めていないため、現在はフランス国籍が消滅した状態です。
アブドゥ・ディアロのプレースタイルと各クラブの評価
- ドルトムント移籍と期待されたプレースタイル
- PSG時代のプレースタイル評価
- セネガル代表でのプレースタイル
- アル・アラビSC移籍後の現在
ドルトムント移籍と期待されたプレースタイル
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2018年6月、アブドゥ・ディアロさんはボルシア・ドルトムントへ28Mユーロという大型契約で加入しました。
当時ドルトムントは、守備の中心だったソクラティス・パパスタトプロスさんがアーセナルFCへ移籍した後、真の中央ディフェンダーが不在という状況でした。
ドルトムントが求めたプレースタイル
当時すでに短アクセルが2人いたドルトムントが、20代前半のアブドゥ・ディアロさんにソクラティスの後継者を求めた背景には、彼のビルドアップ能力への期待がありました。
ドイツの新聞社ビルトは2018年5月に「アブドゥ・ディアロはドルトムントのショッピングリストの最上段にある」という記事を掲載しており、獲得への意欲が早い段階から示されていました。
インターナショナルチャンピオンズカップでドルトムント所属として初めて試合に出場した際も、3試合すべてに出場し、外メールトプラクさんやダンアクセルジャドゥドゥさんとの連携を見せました。
移籍初年度の課題と移籍説の浮上
しかしドルトムントに移籍後は不振が目立ち、期待されたほどのパフォーマンスを見せられないシーズンとなりました。
結果としてシーズン後には移籍説が浮上し、ドルトムントでの在籍は1年のみに終わっています。
インターナショナルチャンピオンズカップでは最後の試合でセンターバックからフルバックへのポジション変更を経験するなど、マルチな起用法は示しましたが、ドルトムントではポテンシャルを十分に発揮できなかったという評価が残りました。
ドルトムント時代が後のPSG移籍に与えた影響
ドルトムントでの1シーズンの経験は、その後のPSG移籍への足がかりとなりました。
2019年8月、PSGはドルトムントから3200万ユーロ(約50億8000万円)でアブドゥ・ディアロさんを獲得します。
ドルトムントでの苦労が経験値となり、より高いレベルでの挑戦へとつながったと言えるでしょう。
1シーズンで移籍という結果になりましたが、マインツ→ドルトムント→PSGという短期間でのステップアップは、ディアロさんの技術的な潜在能力に対する欧州トップクラブの評価の高さを示しています。
特にPSGが3200万ユーロという大型投資を決意した背景には、ドルトムントでの苦戦を踏まえてもなお、そのビルドアップ能力とマルチポジション対応力を高く買ったことがうかがえます。
PSG時代のプレースタイル評価
2019年から2023年の4年間、アブドゥ・ディアロさんはPSGでプレーし、通算75試合に出場しました。
この期間のプレースタイルについて、各シーズンごとに詳しく見ていきましょう。
2019-20シーズン:加入初年度の評価
加入初年度、2019年8月12日のニム・オランピークとのリーグアン開幕戦でデビューを飾りました。
スムーズな足元技術と安定したビルドアップが光った一方で、守備での数回のミスも目立ちました。
リーグ1優勝(2019-20)やクープ・ド・フランス優勝、トロペ・デ・シャンピオン獲得など、チームとしての成功を経験しましたが、個人としての安定感には課題が残るシーズンでした。
2020-21シーズン:左サイドバックとしての台頭
2020-21シーズンはチアゴ・シルバさんの離脱などが重なる中で出場機会を得ましたが、依然として安定したパフォーマンスには至りませんでした。
しかし転機となったのがチャンピオンズリーグのバルセロナ戦でした。
クルザワさんの交代で投入された後半で、「空手とも素晴らしい姿を見せた」と評価される活躍を披露し、特にサイドでのボールキーピングとドリブルで非常に印象的な活躍を繰り広げました。
2021-22シーズン:左サイドバックの序列1位へ
ベルナートさんが依然として負傷から復帰しておらず、バーカーさんがレバークーゼンへ完全移籍した2021-22シーズン、アブドゥ・ディアロさんは左フルバックの序列1位として起用されました。
リーグアン4Rまでは安定したプレーを見せており、PSGが左フルバックに求める要素を概ね満たしていると評価されていました。
しかしその後ヌヌ・メンデスさんがスポルティングCPから賃貸で迎えられたことで、定位置争いに入ることになりました。
2022-23シーズンとライプツィヒへのレンタル
2022年9月1日、現地時刻でRBライプツィヒへ賃貸移籍。賃貸料は1.5Mユーロで、25Mユーロのバイオプションが含まれていました。
ライプツィヒではセンターバックとレフトバックをこなしながら貢献しましたが、怪我のため多くの時間を欠場することとなりました。
シーズン終了後にPSGへ復帰しましたが、ルイス・エンリケ新監督の下でも構想外となり、2023年8月15日にアル・アラビSCへの完全移籍が発表されました。
セネガル代表でのプレースタイル
アブドゥ・ディアロさんはフランスU-21代表キャプテンという経歴を持ちながら、2021年にセネガルを選択しました。
セネガル代表選択の経緯
両親がセネガル出身の移民で、フランス生まれのアブドゥ・ディアロさんは二重国籍者でした。
2016年から約3年間フランスU-21代表チームの主将を務めていましたが、フランス成人代表への道が開けないと判断し、2021年3月にセネガルを第一国籍として選択しました。
同年3月の親善試合コンゴ戦でAマッチにデビューし、正式にセネガル代表選手となりました。
アフリカネイションズカップ2021での優勝貢献
2021年のカメルーン開催アフリカネイションズカップで、アブドゥ・ディアロさんは安定した守備でセネガルの初優勝を助けました。
セネガル代表史上初のアフリカネイションズカップ優勝という歴史的な瞬間に、レギュラーメンバーとして貢献したことはキャリアの中でも大きな実績の一つです。
2022カタールW杯での活躍
2022年のカタールワールドカップでは、セネガル代表の左サイドバックとして非常に優れた活躍を見せ、チームの躍進に貢献しました。
PSGで培った左サイドバックとしての経験がセネガル代表でも生かされ、ビルドアップからの攻撃展開やサイドの守備対応など、複合的なプレーで存在感を示しました。
セネガルは同大会でベスト16まで進出しており、アブドゥ・ディアロさんはその重要な戦力として機能しました。
セネガル代表としての通算成績
セネガル代表では33試合2得点(2021年〜)の成績を残しています。
現在もアル・アラビSCでのプレーと並行してセネガル代表に呼ばれており、引き続き代表チームに貢献しています。
| 大会 | 年 | 結果 |
|---|---|---|
| アフリカネイションズカップ | 2021年(カメルーン開催) | 優勝 |
| FIFAワールドカップ | 2022年(カタール開催) | ベスト16 |
| アフリカネイションズカップ | 2023年(コートジボワール開催) | 参加 |
アル・アラビSC移籍後の現在
2023年8月15日、アブドゥ・ディアロさんはカタールスターズリーグのアル・アラビSCへの完全移籍が発表されました。
PSGからの移籍の背景
移籍料は15Mユーロ(約23億8000万円)で、契約期間は4年です。
PSGに4年間在籍し、通算75試合に出場しながらも定位置をつかむことができなかったアブドゥ・ディアロさんは、ルイス・エンリケ新監督の下でも構想外となり、新天地を求めることになりました。
PSGへの思いをアブドゥ・ディアロさんは公式サイトを通じて「パリは僕の故郷だ。このシャツを着られたことに感謝している」と語っています。
アル・アラビSCでのプレースタイルの変化
カタールリーグでは欧州トップリーグより競技レベルが下がる中、アブドゥ・ディアロさんの技術的な長所がより発揮されやすい環境と言えます。
足元技術とビルドアップ能力を存分に生かし、センターバックとしてのプレーに集中できる環境で、PSG時代には見せられなかった安定感を発揮しています。
セネガル代表との両立
アル・アラビSCに移籍後も、セネガル代表の招集を受け続けており、クラブと代表の両立を維持しています。
カタールリーグに在籍することで、同国で行われる国際大会や代表活動との調整がしやすくなったという側面もあります。
弟・イブラヒマ・ディアロとの関係
アブドゥ・ディアロさんには弟のイブラヒマ・ディアロさんがいます。
イブラヒマさんも兄と同様にサッカー選手として活躍しており、兄弟揃ってプロサッカー選手という家族です。
二人の弟が同じ道を歩んでいることは、サッカーへの情熱が家族全体で共有されていることを示しているかもしれませんね。
アブドゥさんはフランス生まれながらもアフリカのルーツを大切にし、セネガル代表として戦い続けているという姿勢は、多くのアフリカ系選手に共通する誇りのあり方とも重なります。
アル・アラビSCでは4年契約を結んでおり、少なくとも2027年頃まではカタールでのプレーが続く見通しです。
現在も代表活動と並行しながらキャリアを積み上げており、カタールリーグという新たなフィールドでビルドアップ型CBとしての真価を発揮する期間として捉えているのかもしれません。
「パリは僕の故郷だ」と語ったアブドゥ・ディアロさんが、欧州に戻る機会を得るかどうかも、今後の注目ポイントです。
アブドゥ・ディアロのプレースタイルの総まとめ
- 本名はアブドゥラカード・ディアロで1996年5月4日生まれのセネガル代表CB
- 187cmの長身ながらビルドアップ能力と足元技術が高いのが最大の特徴
- マルセイユターンなどの個人技でプレッシャーを剥がせる攻撃的なDFスタイル
- 後方からのロビングパスやグラウンダーパスの精度が高く攻撃の起点となる
- センターバック・レフトバック・ボランチの3ポジション対応が可能なマルチプレイヤー
- スピードが速く187cmながら背後カバーの速さもセンターバックとして強みになる
- 弱点は守備集中力の低下で、ミスが散見されPSGでの定位置確保に苦労した
- フィジカルが細く大型FWとの競り合いで押し負ける場面があるのも課題
- PSGには2019〜2023年在籍し75試合出場したが定位置確保には至らなかった
- セネガル代表としてアフリカネイションズカップ2021優勝に貢献した
- 2022年カタールW杯ではセネガル代表左SBとして活躍しベスト16に進出
- 弟・イブラヒマ・ディアロもプロサッカー選手という兄弟揃った経歴
- 2023年8月にアル・アラビSCへ15Mユーロで完全移籍し現在もプレー中
- フランスU-21代表キャプテン経験があるが成人代表はセネガルを選択した
- 現在は技術の長所を生かしながらカタールリーグでのプレーを続けている
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