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コーディ・ガクポさんのプレースタイルについて、どんな特徴を持つ選手なのか気になっている方は多いはずです。
リバプールに所属する身長193cmのオランダ人ウインガーで、左サイドからのカットインシュートを代名詞とする大型アタッカーとして知られています。
もともとPSVアイントホーフェンで頭角を現し、カタールW杯でグループステージ3戦連発という衝撃のパフォーマンスで世界的な注目を集め、最大4400万ポンド(約71億円)の移籍金でリバプールへ加入。
クロップ体制では複数のポジションを転々としましたが、アルネ・スロット監督就任後に左ウイングへ固定されてパフォーマンスが一気に向上。サラーとの相互アシストはリーグトップクラスで、現在のリバプール攻撃陣に欠かせない存在となっています。
記事のポイント
①:コーディ・ガクポのポジションは左ウイングが本来の形
②:カットインシュートと長身を活かしたプレーが代名詞
③:スロット就任後に左WGに固定されパフォーマンスが復活
④:父親は元トーゴ代表サッカー選手のジョニーさん
コーディ・ガクポのプレースタイルと特徴|左ウイングとしての強み
- コーディ・ガクポのプレースタイルと基本プロフィール
- カットインシュートと得点力|代名詞のプレー
- ボールキャリーと推進力|サイドを制する技術
- 守備貢献とプレス|スロット体制での進化
- コーディ・ガクポの課題と今後の展望
コーディ・ガクポのプレースタイルと基本プロフィール
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ここでは、コーディ・ガクポさんの基本情報とプレースタイルの全体像を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | コーディ・ガクポ(Cody Gakpo) |
| 生年月日 | 1999年5月7日 |
| 2026年04月24日現在の年齢 | 26歳 |
| 出身地 | オランダ・アイントホーフェン |
| 国籍 | オランダ(父:トーゴ人、母:オランダ人) |
| 身長・体重 | 193cm・76kg |
| ポジション | 左ウイング(LWG) |
| 所属クラブ | リバプールFC(イングランド) |
| 前所属 | PSVアイントホーフェン(オランダ) |
| 代表 | オランダ代表(40キャップ以上) |
| 宗教 | キリスト教(敬虔なクリスチャン) |
コーディ・ガクポの基本情報と出自
コーディ・ガクポさんは1999年5月7日、オランダ第5の都市アイントホーフェンで生まれました。
父親はトーゴ人のサッカー選手ジョニーさんで、PSVのリザーブチームにも在籍した元トーゴ代表の選手です。母親はオランダ人で、サッカーに縁の深い家庭環境で育っています。
アイントホーフェン出身というのはガクポさんにとって大きな意味を持ちます。PSVアイントホーフェンはその街を代表するクラブであり、生まれ育った町のチームでトップに上り詰めていったのです。リバプール移籍がアイントホーフェンから活動の場を移す人生初の機会となりました。
敬虔なキリスト教徒としても知られており、ゴールセレブレーションで天を指差す姿も信仰心の表れとされています。真面目な性格で怠慢プレーを見せることはほとんどなく、チームメートや監督からも信頼を得ています。
PSVからリバプールへの移籍経緯
ガクポさんが国際的な注目を集めたのは、カタールW杯での活躍がきっかけでした。グループステージ3戦連発という衝撃のパフォーマンスで、多くのビッグクラブが獲得に動きます。
2022年12月、リバプールはPSVアイントホーフェンと移籍交渉に合意。マンチェスター・ユナイテッドも獲得レースをリードしていたと伝えられる中、リバプールが電撃的に交渉をまとめました。
移籍金は最大4400万ポンド(約71億円)という規模で、2023年1月に正式加入となりました。ルイス・ディアスやディオゴ・ジョタの負傷で攻撃陣が手薄だったリバプールにとって、まさに理想のタイミングでの補強となっています。
ポジション遍歴と左ウイングへの定着
リバプール加入当初、クロップ監督はガクポさんをさまざまなポジションで起用しました。センターフォワード(偽9番)、左ウイング、右ウイング、インサイドハーフと試行錯誤を繰り返し、プレーのリズムが定まらない時期が続きます。
転機となったのはアルネ・スロット監督の就任(2024年夏)です。スロット監督はガクポさんを左ウイングに固定し、明確な役割を与えることでその潜在能力を引き出しました。ガクポさん自身も「かつての自分を取り戻したような感覚だ」「これが自分にとって最も自然なポジションだ」とコメントしており、手応えを実感しています。
左ウイングへの固定によってプレーの安定感は飛躍的に向上。2024-25シーズンにはプレミアリーグで二桁ゴールを達成し、スロット就任1年目のリーグ優勝にも大きく貢献しました。
オランダ代表としての実績と立ち位置
オランダ代表では40キャップ以上を獲得し、攻撃の主力として活躍しています。カタールW杯でのグループステージ3戦連発は代表キャリアのハイライトで、オランダ代表のベスト8進出を牽引しました。
北中米ワールドカップ予選でも4ゴールを記録するなど、クラブと代表の両方でゴールを量産しています。クラブでの左ウイングでの活躍が代表でも評価されており、今後の代表での役割も大きくなることが期待されます。
カットインシュートと得点力|代名詞のプレー
ガクポさんと言えば、左サイドからのカットインシュートが最大の代名詞です。ここ、サッカーファンなら誰もが知るプレーパターンですよね。
カットインの特徴と仕組み
ガクポさんのカットインは、左サイドでボールを受けてから右足方向(内側)にドリブルで切り込むという形です。身長193cmという大柄な体格を持ちながら、長いストライドを活かした推進力とボディバランスの巧みさによって、相手ディフェンダーをいなして侵入していきます。
特徴的なのは、爆発的なスピードに頼らないという点です。初速はそれほど速くありませんが、持続的な走力と柔らかなボールタッチ、そして長い手足を活かしたリーチの長さによって、ディフェンダーとの距離を徐々に縮めていきます。
カットインの際は、縦に突破してクロスという選択肢も常に持っています。この二択を突きつけられる相手ディフェンダー(特にRSBの選手)にとって、ガクポさんは非常に厄介な存在です。縦に切り込むのかカットインするのかを読めないため、守備側は後手を踏みやすくなります。
右足シュートの種類とバリエーション
カットインからの右足シュートはガクポさんの最大の武器です。特筆すべきはそのバリエーションの豊富さで、相手GKが読みにくい多彩なシュートを持っています。
代表的なシュートパターンを整理すると次のとおりです。
①カーブをかけたシュート:右足でカーブをかけてゴールポストの内側を狙う精密なシュート。中距離から放つことで、GKの手が届かないコースを突くことができます。②グラウンダーのシュート:ゴール前で素早く右足を振り抜くグラウンダー性のシュート。サラーからの鋭いクロスに合わせる際に多く見られます。③ふわりと浮かせたシュート:GKとの一対一で頭上を抜くループショット。ヨーロッパリーグのアーセナル戦でオフサイドながら披露したプレーが話題になりました。
ミドルレンジからのシュートにも定評があります。PSV時代にはセットプレーのキッカーを担当するほどのキック精度を持ち、中距離からのゴールも数多く決めてきました。パワーに振り切るというより、狙い澄ました精密さが特徴です。
ヘディングゴールと多彩なフィニッシュ
ウインガーとして長身(193cm)を活かしたヘディングゴールも武器の一つです。これはガクポさんが他のウインガーと一線を画す点で、特にサラーからのクロスに対してファーサイドでヘディングで合わせる場面が増えています。
両足が使えることも大きな強みで、左足でのクロスやシュートも精度に問題はありません。右足ほどではないものの弱点にはなっておらず、右サイドでのプレーにも対応できます。フィニッシュの選択肢が豊富なため、相手GKにとっては読みにくい存在となっています。
大舞台での勝負強さ
ガクポさんは大舞台での勝負強さでも知られています。リバプール加入初ゴールをエバートンとのマージーサイドダービーで決めるという、より高い注目の中でゴールを奪う能力を示しました。
カタールW杯では、オランダが最も注目を集めるグループステージの3試合で連続ゴールを決め、国際舞台でのパフォーマンス能力を証明。プレッシャーが高まる場面でも実力を発揮できることは、トップクラスの選手に求められる資質の一つです。
2024-25シーズンはプレミアリーグ二桁ゴールを達成し、北中米ワールドカップ予選でも4ゴールを積み上げました。クラブと代表の両方でゴールを量産できることが、現在のガクポさんの評価を高めている要因です。
ボールキャリーと推進力|サイドを制する技術
カットインシュートと並ぶガクポさんの武器が、ボールを持った状態からの推進力です。左サイドでボールを受けてから相手陣内を切り裂くドリブルは、チームの攻撃に大きな勢いをもたらしています。
ボールキャリーの特徴と推進力の源泉
ガクポさんのボールキャリーが優れているのは、身長193cmという大柄な体格でありながら、長いストライドと柔らかなボールタッチを組み合わせた独特のドリブルスタイルにあります。長い手足を活かしたダイナミックなキャリーは、ポール・ポグバを想起させるほどの力強さを持っています。
自陣深くやハーフウェーライン付近からボールを持って一気に駆け上がる場面では、相手を抜き切る技術とフィジカル的資質に裏打ちされた縦への推進力が輝きます。試合をひっくり返す局面でのボールキャリーは、リバプールの攻撃のギアを一段上げる効果があります。
今季(2024-25)はキャリーから放ったシュートや生み出されたチャンス数が多く、チーム内ではモハメド・サラーに次ぐ数字を記録しています。出場試合数が限られる中での実績であり、効率性の高さを物語っています。
ドリブルとフィジカルバランス
ドリブル時に垣間見えるボディバランスの良さはガクポさんの特長です。193cmという長身でありながら自分の身体を上手くコーディネートする能力が高く、フィジカルコンタクトの多いプレミアリーグでも安定したプレーを続けています。
カットインを好む傾向にある一方で、縦に切り込んでからのクロスという選択肢も積極的に選びます。両足どちらからでも一定水準のクロスを送れることも強みで、左右どちらのパターンでも対応できます。
相手ディフェンスを引きつけた上でのタメの作り方や、意図あるバックパスも見逃せない要素です。自分が仕掛けるだけでなく、味方を活かすためのキーパスへとつなげる意識も高く、純粋な個人技だけでなくチームプレーとしての貢献も大きいです。
カウンターとランニングの質
カウンターを狙う局面では裏抜けを積極的に仕掛けます。抜け出して決定的なフィニッシュワークに持ち込むことはもちろん、ガクポさんの動きによってディフェンダーの注意を集めて周囲の選手にスペースを与えることも可能です。
後ろ向きでボールを受けてレイオフの動きをこなし、恵まれた体格を生かして起点となることもできます。このポストプレーとしての役割は、クロップ体制でセンターフォワードとして起用されていた時期に磨かれたものです。多様なポジション経験が、現在の左ウイングとしてのプレーにも活きています。
守備貢献とプレス|スロット体制での進化
かつては守備面における貢献が限定的との指摘もあったガクポさん。スロット体制で大きく変わりましたよ、ここ。
スロット就任前の守備課題
リバプール加入当初、ガクポさんの守備面には課題がありました。真面目な性格ゆえに守備を怠るということはないものの、プレスのタイミングや連動性といった巧みさの部分で問題が指摘されていました。
リバプールはハイプレス・ハイラインを基本とするチームで、前線からの守備参加がシステムの核心を担います。攻撃陣が守備のタイミングを誤ると、一列突破されて即決定機を演出されてしまうリスクがあります。この部分でのガクポさんの適応には時間が必要でした。
ポジション適応力の高さはチームにとって武器となる反面、「どこがベストポジションか」という明確な専門性に欠ける点が守備面での課題につながっていた側面もあります。複数のポジションを転々とする中で、守備のポジショニングに迷いが生じやすかったためです。
スロット体制での守備役割明確化
アルネ・スロット監督就任後、ガクポさんの守備への関わり方は大きく変わりました。左ウイングに固定されたことで、自身の位置取りが安定し守備への移行動作にも迷いがなくなったのです。
スロット体制では前線からのプレスやカバーリングでの役割が明確に定義され、その中で自身の仕事を果たせるようになっています。ポジションが固定されることで攻守両面での判断が速くなり、「守備をしながら攻撃参加を狙う」という複合的なタスクをよりスムーズに実行できるようになりました。
前線プレスとトランジションでの貢献
現在のガクポさんは、前線プレスの局面で積極的に相手ディフェンダーへのプレッシャーをかけています。味方と連動した守備アクションが見られるようになり、攻守一体の選手としての成長が見て取れます。
トランジション(攻守の切り替え)の局面においても、素早いリトリートとプレスの使い分けができるようになっています。攻撃から守備への切り替えのスピードが上がったことで、チームとしての組織守備の精度も向上しました。
スロット監督就任1年目にリーグ優勝を達成したリバプールにとって、ガクポさんの守備貢献の向上はチーム全体のバランスを保つ上で重要な要素の一つでした。攻撃面の貢献だけでなく、守備面での成長がリバプールのシステムをより強固にしています。
コーディ・ガクポの課題と今後の展望
ここまでガクポさんの強みを見てきましたが、課題もしっかり整理しておきましょう。強みと弱みを知ってこそ、選手への理解が深まります。
ボールリリースと判断精度の課題
ガクポさんの明確な課題として挙げられるのが、ボールリリースの遅さです。ときに自信過剰にボールを持ちすぎ、相手のプレスに捕まってしまう場面が見られます。
この傾向はテンポの速いプレミアリーグにおいて致命的となる場合があります。パスの選択肢を見失ってボールロストに直結することもあり、特にプレスをかけてくる相手に対しては判断をより速くする必要があります。
ポジション適応力の高さはチームにとって武器ですが、その一方でプレーが曖昧になる局面では存在感を発揮しきれないこともあります。左ウイングに固定されたことでこの問題はかなり改善されましたが、テンポと判断の精度向上は継続的な課題です。
さらなる専門性と成長への期待
現在のリバプールにおけるガクポさんは、まさに「器用貧乏」から脱却しつつある段階にあります。左ウイングとしての専門性を高めながら、ユーティリティ性も併せ持つというバランスをどう維持するかが今後の鍵となります。
2025年8月にはリバプールと新長期契約を締結(2028年6月30日まで延長)し、クラブへの残留を確定させました。「今後もより多くの美しい瞬間を恩返ししたい」と語っており、リバプールでのキャリアにかける意欲は十分です。
目標とビジョン
ガクポさん自身は今後の目標について「毎年前年よりも良い年でなければならない」「チャンピオンズリーグや他のカップ戦でも優勝したい」と明言しています。リーグ優勝を達成した2024-25シーズンの成功体験を土台に、さらなるタイトル獲得を目指しています。
個人としては得点数のさらなる上乗せが期待されます。2024-25シーズンのプレミアリーグ二桁ゴールは一つの基準として、20ゴール以上を目指せるポテンシャルを持つ選手として評価されています。スロット体制での継続的な成長が、リバプールのタイトル獲得と連動していくことでしょう。
コーディ・ガクポのプレースタイルが証明する実績と成長
- PSV時代のプレースタイルと成長ストーリー
- カタールW杯での輝きとポジション適応力
- リバプールでのポジション定着と復活劇
- サラーとのコンビネーション|最強タッグの秘密
PSV時代のプレースタイルと成長ストーリー
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コーディ・ガクポさんのプレースタイルを語る上で、PSV時代の成長ストーリーは外せません。生まれ育ったアイントホーフェンのクラブで、どのようにトップ選手へと成長していったのか見ていきましょう。
PSVでのブレイクまでの軌跡
ガクポさんがPSVに本格加入したのは2017-18シーズン。トップチームでの出場機会はわずか1試合にとどまりましたが、その後急速な成長を遂げます。
2019-20シーズンには25試合出場7ゴールを記録し、レギュラーポジションを確立。翌2020-21シーズンも23試合7ゴールと安定した成績を残します。そして2021-22シーズンに27試合12ゴールというキャリアハイを達成し、オランダ最優秀選手賞を受賞。PSVで最も輝いた年となりました。
PSV時代の特徴は、左ウイングとしてのプレーが確立されていたことです。長身と長いストライドを活かして推進力を生み出し、カットインシュートという代名詞を確立したのもこの時期です。また、セットプレーのキッカーも担当するほどのキック精度を誇り、「得点力のあるウイング」として評価されるようになりました。
2021-22シーズン:キャリア最高の輝き
2021-22シーズン(エールディヒジ)では12ゴール13アシストというプレミアム級の成績を残し、オランダサッカー界を代表するアタッカーへの階段を一気に駆け上がりました。この年のオランダ最優秀選手賞受賞は、その実力を公式に認められた証です。
翌2022-23シーズンも序盤のPSVでの14試合で9ゴールを積み重ね、カタールW杯に向けて最高の状態でシーズンを送っていました。この時期の活躍がワールドカップでのブレイクにつながっています。
PSV時代のシーズン別成績
下記の表はPSV時代を含むガクポさんのキャリア成績をまとめたものです。
| シーズン | 所属クラブ | 試合数 | ゴール数 |
|---|---|---|---|
| 2017-18 | PSVアイントホーフェン | 1 | 0 |
| 2018-19 | PSVアイントホーフェン | 16 | 1 |
| 2019-20 | PSVアイントホーフェン | 25 | 7 |
| 2020-21 | PSVアイントホーフェン | 23 | 7 |
| 2021-22 | PSVアイントホーフェン | 27 | 12 |
| 2022-23 | PSVアイントホーフェン | 14 | 9 |
| 2022-23 | リバプールFC | 21 | 7 |
| 2023-24 | リバプールFC | 35 | 8 |
| 2024-25 | リバプールFC | 35 | 10 |
| 2025-26 | リバプールFC | 15 | 4 |
カタールW杯での輝きとポジション適応力
2022年カタールW杯でのコーディ・ガクポさんの活躍は、世界中のサッカーファンの目を釘付けにしました。グループステージ3戦連発という衝撃の記録は、彼を一気にワールドクラスの選手として認知させることになります。
グループステージ3戦連発の衝撃
カタールW杯グループAに入ったオランダは、セネガル、エクアドル、カタールと対戦しました。ガクポさんはこの3試合すべてでゴールを奪い、チームをグループ首位通過に導きます。
特筆すべきはポジションの柔軟性です。PSV時代の左ウイングとは異なり、W杯ではオランダ代表で攻撃的MFやツートップの一角として起用されました。サイドから仕掛けるのではなく、中盤と前線をつなぐ役割を果たしながら、簡潔なパスワークやインテリジェントなポジショニングによってチームの攻撃を活性化させたのです。
W杯での活躍がリバプール加入への評価を一気に高めたことは言うまでもありません。複数のポジションをこなせるユーティリティ性と得点力の高さは、補強を求めていたリバプールにとって理想の条件でした。
W杯での役割と適応力の実証
W杯でのガクポさんのプレーは、ウインガーとしてだけでなく中央での適応力を披露する場となりました。この経験がリバプール加入後の多ポジション起用にもつながっています。
オランダ代表でのプレーは、中盤と前線の両方でボールに関わる役割でした。ボールを持たずにスペースに入り込む動きや、味方とのパス&ムーブを通じた組み立てにおいて、優れたセンスを発揮しています。この「間を取る」動きはPSVのウインガー時代には見えにくかった引き出しで、代表での経験がプレーの幅を広げた形です。
代表キャリアと今後の代表での役割
カタールW杯後もオランダ代表の主力として活動を続けています。2024年のEUROではベスト4に進出し、ガクポさんも重要な役割を果たしました。
北中米ワールドカップ予選では4ゴールを記録し、クラブと代表の両方でゴールを量産しています。リバプールでの左ウイングでの安定したパフォーマンスが代表でも評価されており、今後のW杯本戦でも中心選手として期待されています。
リバプールでのポジション定着と復活劇
コーディ・ガクポさんのリバプールでの歩みは、試行錯誤と復活の物語です。クロップ体制での混迷期を経て、スロット体制で本来の姿を取り戻した経緯を詳しく追っていきます。
クロップ体制での試行錯誤(2023年1月〜2024年夏)
2023年1月の加入直後から、クロップ監督はガクポさんをさまざまなポジションで試しました。センターフォワード(偽9番)として中央に配置されたかと思えば、途中出場で左や右のサイドに流れることもあり、さらにはインサイドハーフとして中盤でプレーする場面もあります。
結果、プレーのリズムが一定せず、本人の持ち味を発揮しづらい時期が続きました。2022-23シーズン(リバプール)は21試合7ゴール、2023-24シーズンは35試合8ゴールという数字は、決して悪くはないものの、PSV時代の輝きと比べると物足りなさを感じさせるものでした。
それでも、W杯後のリバプール移籍初ゴールをマージーサイドダービーで決めるなど、大舞台での勝負強さは変わりませんでした。
スロット監督就任後の劇的変化
2024年夏、アルネ・スロット監督が就任してガクポさんの状況は一変します。スロット監督はガクポさんを左ウイングに固定し、明確な役割を与えることでその潜在能力を引き出す方針をとりました。
本人も「これが自分にとって最も自然なポジションだ」「かつての自分を取り戻したような感覚だ」とコメントしており、左ウイングへの固定によって精神的にも落ち着きを取り戻しています。
結果は数字にも表れ、2024-25シーズンにはプレミアリーグで二桁ゴール(10ゴール)を達成。リバプールのリーグ優勝にも大きく貢献し、スロット体制の成功を牽引する一人となりました。
リバプールでの実績まとめと新契約
2023年1月の加入からリバプールには131試合以上出場し、42ゴール・16アシストを記録しています(2025年8月時点)。プレミアリーグとカラバオカップの優勝メダルを獲得し、クラブでのキャリアは順調に積み重なっています。
2025年8月には新長期契約を締結し、クラブとの関係をさらに延長しました。「このクラブで契約を延長できるのは素晴らしい気分だ。家にいるように感じます」と語っており、リバプールへの愛着は深まるばかりです。
サラーとのコンビネーション|最強タッグの秘密
現在のリバプールで最も注目されるコンビがガクポさんとモハメド・サラーの連携です。相互アシストはリーグトップクラスという数字が示すように、この二人の関係性はリバプールの攻撃力の核を担っています。
連携の仕組みと役割分担
基本的な役割分担は明快です。ガクポさんが左ウイング、サラーが右ウイングを担当し、お互いがアシストし合う形が確立されています。
右サイドのサラーが放つ速く鋭いクロスに対し、ガクポさんはファーサイドでタイミング良く入り込んでゴールを決める場面が目立ちます。時には、サラーからの鋭いグラウンダークロスをゴール前でワンタッチで合わせるシンプルな得点パターンもあります。また、ふわりと浮かせたクロスにヘディングで合わせる形など、多様なパターンで連携が機能しています。
逆に、ガクポさんが右足でカーブをかけたクロスを送ることで、サラーに得点機会をもたらす場面も増えています。両者が互いにゴールを演出し合う関係となっており、相互に依存しながら高め合うコンビ関係が生まれています。
相互アシストとデータが示す連携の実態
プレミアリーグにおける相互アシスト数はリーグトップクラスであり、この両者の関係性はリバプールの攻撃力を大きく支えています。数字だけでなく、試合内容を見ても二人の連携が際立っています。
ガクポさんとサラーが左右でプレーすることで、相手ディフェンスは常に両側を警戒する必要があります。サラーを止めようとすれば逆にガクポさんが空き、ガクポさんを塞ごうとすればサラーが自由になるという二択を突きつけられることになります。この攻守の対応を難しくする構造が、リバプール攻撃陣の脅威の核心です。
最強タッグの今後と期待
サラーが2025年夏に契約延長を済ませ、ガクポさんも2025年8月に新長期契約を締結したことで、このコンビは少なくとも数年間は継続することが確定しています。
スロット体制でさらに連携が深まっていくことを期待したいところです。二人の関係性が成熟すればするほど、リバプールの攻撃力は高まっていきます。今後もチャンピオンズリーグや国内カップ戦での活躍を通じて、この最強タッグが多くのゴールシーンを生み出していくことでしょう。
コーディ・ガクポのプレースタイルの総まとめポイント
- コーディ・ガクポはリバプールの左ウイングとして活躍中
- 1999年5月7日生まれ・オランダ・アイントホーフェン出身
- 身長193cmの大型アタッカーとして左サイドを制する
- 代名詞はカットインからの右足シュートの精密さ
- 長身を活かしたヘディングゴールも武器の一つ
- PSVでは2021-22シーズンにオランダ最優秀選手賞を受賞
- カタールW杯でグループステージ3戦連発の衝撃デビュー
- 最大4400万ポンド(約71億円)でリバプールへ移籍
- スロット監督就任後に左WGに固定され復活を遂げた
- サラーとの相互アシストがリーグトップクラスの連携
- リバプールで42ゴール・16アシストを積み上げている
- 2025年8月に新長期契約を締結しクラブ残留を確定
- 父親は元トーゴ代表のサッカー選手ジョニーさん
- 課題はボールリリースの遅さと判断精度の向上
- 今後もリバプールの主力としてさらなる活躍が期待される
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